墓地の倒産や破産のリスクとは?
寺院や管理会社の危険性とは?
日本では遺骨を「お墓」や「納骨堂」などに納めていることが一般的だと考えられています。
宗教上の理由や金銭的な問題で、自宅で遺骨を「保管」供養している人も多く中には「散骨(さんこつ)」をして遺骨が手元にない方もいるはずです。
日本では、多くの方が寺院や霊園に遺骨を収めているかと思います。
そんな寺院や霊園が『実は倒産している?する事がある...』という事実をご存知でしょうか?
最近では北海道の札幌市で「納骨堂」が経営破綻して大問題になったりしています。
今回は、寺院や管理会社の危険性についてです。
目次 |
なぜ墓地に保管するのか?
なぜ寺院や霊園に保管するのか?
『遺骨が家にあります。』という人は実は多いことを知っていますか。
日本では人が亡くなると遺骨を「お墓」や「霊園の墓地」におさめるのが一般的でした。
しかし、この遺骨の保管ですが、実は家で保管しても全く問題がありません。
実は、「自宅保管」は大丈夫なのです。
あまりにも、「墓地」や「霊園」などに埋葬する人が多いので、法律で決まっている。と勘違いをしている人が多いですが、多くの家庭で遺骨は保管されています。
法律的には、遺骨は「墓地や霊園等以外の埋葬」と「故意に捨てた場合のみ」罰則があります。
特に「自宅保管」に関する厳しい決まりはありません。
『自宅保管の方法については、特に決まりはない!』というのが現状なのです。
自由に保管をして良いのです。
・自宅保管でも大丈夫 ・法律で決まっていない ・お墓そのものがいらない |
墓地のリスクを知っていますか?
墓地倒産のリスクとは?
遺骨を保管する方法は、お墓、樹木葬、自宅など、実に様々です。
「必ずお墓に入れないといけない。そう、法律で決まっているんでしょ?」なんて言う方もいます。
しかし、この当たり前だと思われている、お墓に納める供養方法…実は落とし穴があります。
その「危険性」に付いて語られることは多くはありません。
実はお墓にもデメリットや危険性があります。
それは、「墓地はつぶれる」という事です。
北海道の事件は、始まりにすぎません。
これから、全国で同様の被害が出ると予想されます。
失敗すると倒産する
墓地運営も人気がなければ潰れる
墓地を管理しているのは、自治体か宗教法人です。
あまり知られていませんが、宗教法人は、一般の企業が管理会社として運営をしている場合があります。
墓地だけでなく、納骨堂や樹木葬なども、裏で一般企業が運営をしていることが多いのです。
ここで問題になるのが・・・
自治体ではなく、宗教法人が運営している霊園や納骨堂です。
最近では、墓離れと呼ばれる現象が起きています。
「お墓までいくのが遠い・・・」
だったらビル型の納骨堂などにお墓を移そう!自宅で管理すれば、いいじゃないか?と考える人が実は増えています。
上の写真のように、ビル型の納骨堂では、カードをさらすと、遺骨が自動的に運ばれてくるという仕組みになっています。
都心部では、このビル型納骨堂は増えていて、電車の中刷りなどで見かけた人も多いはずです。
もちろん、このビル型の納骨にもデメリットはあります。
お墓に行く時期は、みんな一緒なので混んでしまう お参りする時間が集中してしまう 数に限りがあるので、ほかの家族は入れない・・・ 土地の値段が高く倒産のリスクも 地震や火事に弱い 納骨スペースに限界がある 納骨堂の近くは地価が下がりやすい |
などです。
もちろんですが、こちらも宗教法人が経営しているので倒産する可能性とリスクがあります。
墓地や霊園は、経営している限り倒産する可能性がある事を忘れてはいけません。
自分だけ大丈夫。なんて思うのはやめましょう。
決して他人事ではありません。
・法人が経営している ・潰れる可能性がある ・ビル型納骨堂にもデメリットが |
儲からない墓地の経営
宗教法人も税金を払っている
宗教法人は税金を払わないと、間違った認識を持った方が多いようですが正確には税金は払っています。
さらに、法人なので利益を上げなくてはなりません。
しかし、現在では寺院からの檀家離れ、墓離れが加速してしまい利益が減っているのが現状です。
宗教法人としての収入は下がり、墓地などの販売と管理だけでは、経営が厳しくなっている・・・というのが現状です。
宗教法人だから「儲かっているんでしょ?」「坊主丸儲けでしょ?」という時代は、もうとっくに終わり、生き残りをかけて戦わないといけない時代なのです。
檀家離れという現実
儲からないと倒産する
今後20年で、「寺院の三分の一は破産や倒産でなくなってしまう可能性がある・・・」という衝撃的な事実をご存じでしょうか?
お寺が潰れないと思っていませんか?
潰れる可能性があるのは、寺院だけではありません。
いわゆる「宗教法人から名義貸し」で墓地等を管理運営している企業も倒産のリスクがあります。
檀家離れが加速すると、大きな社会問題となるはずです。
私の知っている霊園でも管理者の変更がありました。
墓地の販売スペースは未だに多くの空きが目立っています。
青山霊園など富裕層向けの立地のよい墓地は別として、今後は都心にある墓地でも、同じような現象が起こると予想がされます。
地方で法人等が運営する霊園などは、墓じまいが加速すると今後は運営が厳しくなっていくことが予測されています。
経営が厳しくなるという事は、それだけ破産や倒産のリスクが高くなってしまうという事です。
あなたの骨は大丈夫?
まとめ
宗教法人や一般企業の管理会社が破産や倒産しても、納めている遺骨が破棄されたりすることはありません。
その場合には管理者の変更があり運営は継続されることになります。
しかし、後続の管理者が決まらなかった時、 遺骨は「遺族のもとに返される」ことになります。
そうならない為には自治体が管理する霊園に遺骨を納めるか、散骨して形にこだわらない供養方法の選択肢があっても良いのではないでしょうか。
遺骨を納めた霊園や納骨堂に樹木葬などを管理する会社や団体が、倒産や破産してしまうリスクは決して他人事ではないのです。
そんなリスクを負ってまで遺骨を納める意味は、本当にあるのでしょうか?
あなたの先祖のお墓は大丈夫ですか?
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