終活ブームの裏側にあるもの
「迷惑」というキーワード
日本は超高齢化社会になり、老後の時間が長期化しています。昔は60まで生きたら長生きでしたが、今や100歳まで生きるシュミレーションをしておく事が、国を上げて推奨されています。
そんな現在、ご自身の死に備えて準備をする終活がいま注目を集めています。
お墓や相続など、終活をテーマとした講演なども全国で増えているようです。
人は生まれたら必ず死にます。それは自然の摂理です。
人間は終わりがあるからこそ、今日を大事に生きようと思うものです。
最近では、日本人の「葬儀」や「お墓」に対する意識が、多様化している事をご存知でしょうか?
意識が低くなると表現すると語弊がありますが、確実に変化していることは間違いありません。
1.家族葬、親族と少人数の葬儀 2.直葬 火葬のみ 3.ゼロ葬...儀式をしない |
墓じまいなども、昔ではあまり考えられなかった事ではないでしょうか??
今では、家族葬専門のセレモニーホールも増えて来ています。都市部を中心に、家族だけで葬儀をする家庭が増え続けています。最近では、友人や親戚を集めて、大規模な葬儀を行うことが珍しいくらいです。
これまで日本人は「死」について考えるのはタブーとされてきました。
日常生活でも、話題にすることは少なかったと思います。
しかし「死」を直視して考えるほど「生きる」事について、真剣に考える事がきます。
皮肉にも人生とは、時間を逆から考える事で、今何をしたらいいのか?が分かったりします。
「終活」という言葉は前向きでよいのですが、本音のところには「迷惑」というキーワードがあるように思えます。
お墓は家族にとって迷惑?
お墓に行くにも時間が…
新幹線、高速道路など交通網が進化するほど、地方では過疎化が進み、東京や大阪など大都市で働く人が増えました。結果、地方には仕事がなくなり、仕方なく街を出ていく若者が増えている現在お墓に対する考え方も、大きく変化しています。
お墓を継がせない、できれば「継がせたくない・・・」という家庭が増えているようです。
その背景には、時代の変化があります。
自分の死後【子供にお墓のことで負担をかけたくない!】という親は増えているのです。
給与も上がらない時代で『お墓にお金をかけられない・・・』
遠くに住んでいるので『お墓に頻繁に行く事ができない・・・』
そんな人が増えているのです。
実際に、サラリーマンの平均年収、手取りは大きく減っています。自民党の素晴らしい政治のおかげと言えます。
少し回復しているように見えますが、それは間違いです。
実際に生活が豊かになっていると感じる人は、かなり少ないはずです・・・
日本は二極化社会になり20代や30代で、結婚が出来ないほど貧困している人が多くなっています。
昭和の時代は、地方も街に活気がありました。
それは小さな町の商店で買い物をして、地元で生活を擦る人が多かったからです。
「この町で暮らし、この町で死ぬ・・・」というのが暗黙の了解であったようです。
しかし平成になり通信や運送コストなどが下がり、小さい町には大きなショッピングモールができるようになりました。
大きなショッピングセンターは商店街をつぶし、町はどんどん寂れていってしまいました。
ショッピングモールの売上は本社である、大都市「東京」に送られるのです。
東京は税金が多く入るが『地方はさびれていく・・・』
という構図が出来てしまいました。
地方の活性化には限界が
地方から若者が消えている
魅力的に古い街並みを残している地域はいいですが、下手に近代化に手を出して中途半端な商店街は一気に姿を消す事になってしまいました。
それが現代の日本の姿です。
時代の変化と共に、地方から東京など大都市に行く人が増え続けています。
この流れは止める事ができません。
地方を盛り上げようにも、昔から住んでいる老人が邪魔をして新しい事をやらせない・・・
という老害もおきています・・・
『憧れの田舎生活…』とは、中々いかないようです。
その地域の風習やしきたりを守りつつ、変化が求められる時代なのです。
今までのお墓文化はなくなる?
お墓は本当に必要なのか?
今後、お墓の数はどんどん減っていくのではないでしょうか。
これは時代の変化であり当たり前のことなのです。
現代のライフスタイルにお墓は合いません。
そのお墓を管理している宗教法人ですら、今後は減っていくと統計が出ています。
いわゆる「坊主丸儲け」の時代は、終わりを迎えようとしているのです!
そのため、現代のスタイルにあった樹木葬や納骨堂を取り入れるお寺が増えているのではないでしょうか。
お寺などの宗教法人であっても、利益を上げなければ経営が成り立ちません。
その為、あの手この手で宗教法人も利益を上げるために試行錯誤しています。
『〇〇にご利益がある!!!』
この〇〇にはイロイロな言葉が入ります。
お金 恋愛 病気 など…
なかには、癌を封じるとの宗教法人も存在します。
病気で苦しむ人や、その家族にとっては藁をもつかむ思いなのかもしれません。
しかし根拠のないご利益を名目にして、必死に宗教法人の経営を成り立たせているに過ぎないのです。
もう一度、言いますが坊主丸儲けの時代は終わったのです。
今後は散骨やビル型納骨などが増えていくと予想されます。
現に海洋散骨業者も増え、樹木葬や納骨堂の募集看板なども多く見られるようになりました。
これも時代の流れであり変化なのです。
葬式なども規模が小さくなり、身内だけや家族だけで執り行うことも今では珍しくありません。
死後ビジネスに大金を払うことの無意味さに気づき始めたのか、その大金がないのか…
大事なことは、お墓を大事にすることではなく、故人や先祖を想う気持ちではないでしょうか。
大切なのは、その気持ちなのです。
お墓にこだわる必要はないと気づき始めた人がいる現在…あなたはどうお考えですか?
終活ブームにある、迷惑というキーワード!
大金を必要とする死後ビジネスは、もう終わりを迎えているのです。
今後も変化していくと考えられる、葬儀やお墓について…
いま一度、考えてみては如何でしょうか…
「残された家族に本心や想いをどのように伝えるべきなのか…」
終活とは残された家族の為、いかに迷惑を掛けないかと言う事でもあるのです。
関連記事:終活とはどんな活動をするのか?
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