遺骨ダイヤモンドとは?費用と作り方を解説

後悔しない手元供養の選び方を解説
遺骨から人工ダイヤモンドを作る「メモリアルダイヤモンド」について、気になる費用や製造工程、天然ダイヤとの違いを専門家目線でわかりやすく解説します。
将来の管理や他の供養方法との組み合わせなど、後悔しないためのポイントも網羅しました。
- 遺骨ダイヤが気になる方
- 手元供養を検討中の方
- 費用や注意点を知りたい方
1.【仕組み】遺骨ダイヤの作り方

ここでは、「遺骨が本当にダイヤモンドになるのか?」という基本的な疑問について解説します。
「遺骨がダイヤモンドになる」と聞いて、まず疑問に思うのは「本当に可能なのか?」という点でしょう。
結論から言えば、可能です。
これは、故人の遺骨に含まれる炭素を利用して、人工的にダイヤモンドを生成する科学技術です。
💎 どのように作られるのか?
遺骨ダイヤモンド(メモリアルダイヤモンド)の加工は、主に海外の専門サービス提供会社によって行われます(アメリカのライフジェム社やスイスのアルゴダンザ社などが有名です)。
製造工程は以下の3つのステップで進められます。
💎 遺骨の送付と炭素の抽出
✅ ご遺族からお預かりした遺骨(一般的には数百グラム程度)を専門会社へ送付。
✅ 遺骨から不純物を取り除き、ダイヤモンドの元となる炭素を抽出します。
✅ 抽出した炭素を高温で処理し、黒鉛(グラファイト)と呼ばれる状態にします。
💎 高温高圧での生成(HPHT法)
黒鉛化した遺骨に、天然ダイヤモンドが地中で生成されるのと同じ原理を適用。
超高温(2,000℃以上)と超高圧(約5万気圧)を長時間かけることで、人工ダイヤモンド(合成ダイヤモンド)が形成されます。
💎 研磨・カットと納品
形成されたダイヤモンドに、ご要望に応じて研磨やカットを施し、鑑定書などと共に納品されます。
この製造方法は、天然のダイヤモンドが生まれる過程を人工的に再現しているため、完成したダイヤモンドは物理的特性は天然ダイヤモンドとほぼ同等とされています。
2.【費用】価格相場と注意点

ここでは、遺骨ダイヤモンドの具体的な費用と、カラット数の関係について解説します。
遺骨ダイヤモンドは、その特殊な技術と手間がかかるため、一般的なダイヤモンドと比較して高価になる傾向があります。
価格は、主にダイヤモンドのカラット(ct)数とカット加工の有無によって大きく異なります。
💎 遺骨ダイヤモンドの価格目安
| カラット数 | 価格目安(未加工) | 価格目安(カット済み) |
|---|---|---|
| 0.2ct | 約46万円〜 | 約52万円〜 |
| 1.0ct | 約217万円〜 | 約272万円〜 |
※上記価格はあくまで目安であり、各社のサービス内容や為替レートによって変動する可能性があります。
3.【比較】天然ダイヤとの違い

ここでは、遺骨ダイヤモンドが本物と言える理由と、天然ダイヤモンドとの違いを比較します。
遺骨から作られるダイヤモンドは「人工ダイヤモンド」または「合成ダイヤモンド」と呼ばれます。
その特性は天然ダイヤモンドと遜色ありません。
主な違いは、生成期間と生成される場所にあります。
| 比較項目 | 天然ダイヤ | 合成ダイヤ |
|---|---|---|
| 生成期間 | 数億年 | 数週間〜数ヶ月 |
| 生成場所 | 地中の奥深く(自然) | 人工的に制御(工場) |
| 組成・特性 | ほぼ同等 | ほぼ同等 |
| 価格 | 希少性から高価 | 一般的に天然より安価 |
大切なのは、「本物」か「偽物」かという二元論ではなく、故人を想う気持ちをどのように形にするか、という視点です。
4.【検討】後悔しない選び方

ここでは、遺骨ダイヤモンドを選ぶ上で、ご家族が抱きがちな「自己満足ではないか?」という疑問について深掘りします。
供養の形は人それぞれですが、多くの方は故人を偲ぶために供養を行います。
💎 慎重に検討すべき2つのポイント
✅ 次の世代への負担を考慮する
ダイヤモンドに加工しても、それを次の世代が「持ち続けたい」と思うかは別の問題です。
最終的にどうするのか、という問題を将来的に考慮しておくべきでしょう。
✅ 不可逆性と透明性の確認
遺骨をダイヤモンドに加工してしまうと、もう元に戻すことはできません。
また、海外に送るプロセスに対し、信頼できる代理店の選定と、製造プロセスの証明書類の有無をしっかり確認することが大切です。
どの供養方法にも正解はありません。
ご家族が納得できる方法を選ぶことが大切です。
5.【供養】他の手元供養も知る

ここでは、遺骨ダイヤモンド以外のさまざまな手元供養や、その他の供養方法についてご紹介します。
手元供養の方法は、遺骨ダイヤモンドだけではありません。
| 選択肢 | 特徴 |
|---|---|
| ミニ骨壺・分骨壺 | ごく少量の遺骨を納め、自宅のリビングなどに自然に置ける。 |
| 遺骨ペンダント | 遺骨の一部を納め、常に身につけられる。 |
| 遺骨加工オブジェ | 遺骨をガラスなどに封入し、アート作品として飾れる。 |
どの方法が正しいというものではなく、ご家族が無理なく故人を偲べる方法を選ぶことが大切です。
6.【結論】本当に向く人とは

実際に海洋散骨をご依頼いただく方の中にも、一部を遺骨ダイヤモンドとして残し、残りを散骨される方がいらっしゃいます。
遺骨をダイヤモンドにする「メモリアルダイヤモンド」は、故人を身近に感じたいと願うご遺族にとって、非常に魅力的な選択肢の一つです。
しかし、それは決して安価な選択ではありませんし、一度加工すれば元には戻せない不可逆なものです。
また、ご家族の価値観や、将来的な管理の問題など、事前に考慮すべき点も少なくありません。
最終的に、どのような供養を選ぶかは、故人への深い愛情と、ご家族の想い、そして「故人をどのように偲び続けていくか」という問いかけから生まれるものです。
形にこだわることよりも、故人が生きた証を尊重し、残されたご家族が前向きに人生を歩んでいけるような、心からの供養となることを願います。
遺骨ダイヤモンドを選ぶか、手元供養にするか、あるいは海洋散骨を選ぶか。
大切なのは、ご家族が納得できる供養方法を見つけることです。
取扱店:アルゴダンザ・ジャパン
取扱店:ライフジェムジャパン
※本記事は情報提供を目的としており、上記リンク先のサービス内容や価格を保証するものではありません。最新の情報や詳細については、各社公式サイトにてご確認ください。
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