戒名とはいったい何か?
戒名とはいったい何か?
戒名とは何か?お葬式などでよく聞く言葉ですが、戒名(かいみょう)とはいったい何の事でしょうか?そして、本当に必要なのでしょうか?
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戒名とはいったい何か?
戒名とは仏様の弟子になった時につける名前です。
本来であれば生前に修行をかさね、その結果が認められた時に僧侶からつけて貰えるのが戒名(かいみょう)なのです。
戒名(かいみょう)は、仏教において、戒を守ることを誓った(受戒した)者に与えられる名前である。仏門に入った証であり、戒律を守る証として与えられる。戒名の授与は、上座部仏教と大乗仏教の両方で行われており、多くの場合、出家修道者に対して授戒の師僧によって与えられる。 |
参照:wikipedia
現在ではどうでしょう?
死後の世界に行って、仏様の弟子になり成仏するために付けるのが戒名だと思われています。
これは大変です。
戒名がないと成仏できないではないですか!!! |
仮に死後の世界があって戒名がないまま亡くなった方はどうなってしまったのでしょうか…
そのような人を仏は救ってくれないのでしょうか?
知っている方がいたら是非とも教えて頂きたいところです...
戒名にはランクがある
お金でランクが決まる
ありがたい事?なのか、高額なお布施を寺院に納めると、なんとランクの高い戒名を授けてもらえます。
戒名は平等ではないようです。
なんと、戒名はお布施の金額によってランクが決まるシステムなのです。 では、戒名の相場を一部ご紹介いたします。
浄土宗信士・信女 30~40万円居士・大姉 50~60万円院信士・院信女 70万円~
浄土真宗信士・信女 20万円~居士・信女 50万円~
真言宗信士・信女 30~50万円居士・大姉 50~70万円院信士・院信女 80万円~院居士・院大姉 100万円~
日蓮宗院信士・院信女 30~50万円院居士・院大姉 100万円~ |
また、戒名は宗派によって呼び名などが変わります。
浄土真宗では法名 日蓮宗では法号といいます。
そもそも戒名のランクとは何なのでしょうか?
お布施などの金額の違いだけではないのでしょうか?
仏門に入った証の戒名にランクがあるのならば、仮に死後の世界に行った時
そのランクで差別や区別されてしまわないか?心配で夜も寝れません。
天国に行くにも、お金が必要なようですね |
仏教徒で戒名がないまま亡くなった方と
最上級の戒名を与えられた方の死後の世界での違いを知っている方がいたら、こちらも是非教えて頂きたいです。
本来であれば
生前に寺院に多大な貢献をしていたり、社会的な地位が高かった人が
ランクの高い戒名を授けてもらうことが当たり前でした。
しかし現在では
高額のお布施を寺院に納めることによって
ランクの高い戒名を授けてもらう・・・これは、戒名ビジネスが成り立っている・・・
と言っても過言ではありません。
戒名はそもそも必要なのか?
戒名など、全く必要はない
仏教徒でなければ戒名な必要ありません。
神道やキリスト教などを信仰している方は仏門に入ることはないでしょうから戒名は必要ありません。
また、戒名は仏の弟子になる為に名付けられるものです。よって、無宗教無神論者であればこの場合にもつける必要はありません。
以前おこなわれたアンケート結果によると戒名を必要とするかとの質問に対して「必要」と答えた割合は約50%「不必要」も約50%となっています。
年代別に見ると20~60代以上の方は「不必要」に60%以上の回答があります。
70代以上では70%が「必要」だと回答しています。
これらの結果から、高齢者ほど戒名は「必要」だ・・・と考えているようです。
逆に中高年や若年層世代では、戒名は「必要ない」又は「必要ないのでは」と考えていることがわかります。
戒名は必要ない 若い人は、必要性を感じてない 無宗教の人は戒名がいらない |
戒名につきまとうお布施
戒名=お布施
このイメージは誰しもが抱くと思います。
「高額なお布施を請求された。」などの言わば都市伝説的なイメージ
実際に高額請求された方とはお会いしたことはありませんが噂で聞いた事がある程度の話です。
しかし『火のない所に煙は立たぬ』と言います。
実際に請求された方は少なからず居るのでしょう。
今では戒名のお布施と言う名の金額をはっきりと提示してあるお寺もあります。
「お気持ちで…」と言われ支払うお布施の金額がわからないよりよっぽど良心的です。
明朗会計で納得して戒名を授けてもらうことが出来ます。
この「お気持ちで…」が厄介なのではないでしょうか。
戒名にはある程度の相場はあるようですが決められた金額などはありません。
では仮説ですが裕福でない方がなんとかかき集めた1万円があったとしましょう。
その1万円はその方にとっては大変な思いで集めた大切なお金です。
「1万円しか納めることができませんがこれで戒名を…」
そう聞いて快く戒名を授けてくれる僧侶が存在するのでしょうか?
今の戒名ビジネスでは誰も引き受けてくれないのが現状だと考えられます。
逆にとても裕福な方が200~300万円ポーンと包んで
「これで戒名を授けて下さい。」
そう頼べば笑顔は出さないにしろ、最高ランクの戒名を授けてもらうことが出来るはずです。
大袈裟な仮説ですが 戒名=お布施 のイメージとはこうではないでしょうか。
所詮、戒名とはある程度の相場が決められたお布施の金額で結局は決まってしまうのです。
戒名は自分で付けてよい?
なにも戒名は僧侶から授けてもらはなくても良いのです。
なんとなく僧侶から授けてもらうことで、有難みがあるような気になっているだけです。
本当は、自分で戒名を付けることは可能なのです。
自分で自分の戒名をつけても良いですし家族につけてもらっても何ら問題はありません。
落語家の立川談志さんは生前に自らの戒名を
立川雲黒斎家元勝手居士 (たてかわうんこくさいいえもとかってこじ) |
と決めていたそうです。
戒名は菩提寺の僧侶または、葬儀で読経してくれた僧侶に授けてもらうことが一般的です。
しかしこれは法律で決まっているワケでもありませんし戒名を授ける資格なども存在しません。
したがって、好きな文字を使って自分や家族へ戒名をつけても全く問題はないのです。
戒名無料作成サービス>>
このように無料で戒名を作ってくれるサイトは沢山存在しますので試しに自分の戒名を作ってみてはいかがでしょうか。
戒名はいらない
無駄なお金は払わなくて良い
戒名をつけるためにかかる費用は数十万円から100万円ほどかかります。
残された家族にしてみたら、戒名がなどいらないわけです。
戒名もいらないし、そもそも、お墓もいらない。葬儀もやらい。それでも本来は、問題がないのです。日本人は世間を気にしすぎて、意味のないしきたりを大事にしすぎなのです。
戒名とは?まとめ
いわゆる一般的な認識では、死んだ後に何だかよくわからないが僧侶に付けてもらうありがたい名前が戒名になっています。
仏教への信仰心があった方ならいざ知らず、亡くなった後にだけ仏教徒になってしまう今の風習には、いささか疑問を抱いてしまいます。
信仰心のある方や裕福な方ならば戒名を授かるは良い事でしょう。
しかし縁もゆかりもないお坊さんが、たまたま授けたよく意味の分からない戒名。
そんなモノに高額なお布施を渡してありがたみがあるのでしょうか?
それならば先祖や親から授けて頂いた本名のほうがよっぽどありがたいと思います。
仏教徒でもなく信仰心も然程ないのに自分の名前を捨ててまで授かる戒名の意味…疑問に思いませんか。
お布施の金額でランクが決まってしまう現在の戒名と言う名のビジネススタイル
それでも皆さんは戒名が欲しいですか?
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