散骨って合法?大丈夫なの?
違法でないがルールが必要!
皆さんは「散骨」という言葉を聞くと、どのように感じますか?
「お墓はどうするの?」 『散骨をしたいけれど・・・本当に大丈夫なの?』 「なんだか不安だな・・・」 |
と思う方もいるのではないでしょうか?
散骨に踏み出せない原因の一つに「ある悩み」があるようです。
それは、
海洋散骨は「違法」ではないのか? |
という悩みです・・・
結論から言うと散骨は・・・違法ではありません。
注意しなければいけないのは、散骨の方法を間違えてしまうと・・・
「遺骨遺棄罪」「死体遺棄罪」 |
に触れてしまうことがあります。
いい加減な散骨業者や、浅はかな知識の散骨は控えた方が良いのではないでしょうか。
間違えてしまうと『遺棄罪にふれてしまう...』という可能性があります…という事です!!!
散骨業者によっては、法律やルールを無視している・・・という事もあるようなので十分に注意が必要となります・・・
では、具体的に考えてみましょう。
CONTENTS |
遺骨の処分方法には厳しい法律があります。
墓埋法第4条があります。
「埋葬又は焼骨の埋蔵は、墓地以外の区域に、おこなってはならない。」 |
という法律があります。
つまり「遺骨はむやみに捨てたり、処分したらダメですよ。」という事です。
日本の法律は厳しいのです!
散骨とは遺骨をお墓に埋葬せずに、海や山など故人の思い出の場所や生まれ育った地元などに遺骨をまく葬送スタイルです。
お墓を維持する必要がなく、残された家族などに経済的負担をかけずに済むため、散骨を希望する人が増えているのです。
現在まで日本の法律では、遺骨を散骨として海にまく事は想定していませんでした。
実は一般的に海洋散骨が広がりだしたのは、ここ10年程の話でありまだまだ歴史がありません。
散骨は比較的に新しい供養の方法なのです。
アインシュタインの最後とは?
最後は海にまいてほしい
天才物理学者のアインシュタインなどは、「自分の骨は海にまいてくれ」と頼み、自ら海洋散骨を選びました。
海外であれば散骨は普通なのですが、日本はまだ散骨文化がありません。
日本と違い海外の火葬は遺骨を残さず、灰にまでしてしまいます。
比較的そのまま散骨しやすい状況なのです。
海外での散骨は、特に珍しいセレモニーではないようです。
昔の日本は自然葬だった?
江戸時代から自然葬が基本
日本は江戸時代より前は、「自然葬」でした。つまり、土に埋めて自然に返す方法で埋葬をしていました。
今のように火葬をされていた訳ではありません。
日本は本来、宗教はなく「自然崇拝」をしていました。
仏像を拝むようになったのは、鎌倉時代あたりからです。
仏教も日本で生まれた物でなく、海を渡って伝わってきた文化です。
文化というと、語弊があるので「宗教」です。
仏教が入ってきてから、「神道」と「仏教」が共存するようになりました。
今のようなお墓文化が本格的に生まれたのは、江戸時代からだと言われています。
しかも、戸籍を管理する目的…つまり税金をとるための制度でした。
今の時代「墓じまい」する事も珍しくはありません。
なぜなら、墓が負担になっているからです。
世の中には『どうしてもお墓を守れない・・・』『墓じまいするしかない・・・』
『でも…なんだか先祖からの呪いや祟りが怖くて…』
と悩んでいる方もいるはずです。
安心してください、バチは当たりません。
その様なことを言うのは、お布施が欲しい住職などではないでしょうか。
そもそも『先祖がバチを当てる。』という考え方自体がおかしいです。
生きている後世の邪魔をする先祖など、迷惑でしかありません。
そんな先祖なら塩でも撒いておきましょう。
では考えてみて下さい。
もし貴方が死んだらお墓がないくらいで『残された子孫を呪ってやろう。』なんて考えるでしょうか。
お墓は、もういらない時代なのです。
そしてこの変化は、今後も広がりを見せるのではないでしょか。
常識とは時代と共に、上書きされるものなのです。
そして人は運命には逆らえないのですから。
まとめ
海洋散骨は違法ではありません。
しかし、きちんと決まっている法律がない状態です。
だからこそ、散骨業者や個人のモラルが問われます。
現代の日本は、墓じまいなどの問題が多くあります。
海洋散骨は比較的、新しい供養の方法です。
今後より多くの人が海洋散骨を選ぶ時代になっていくのかもしれませんね。
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