散骨後の供養方法は、どうしたら良いの?
散骨したらお墓がない…その時の供養方法とは?
供養と聞くと一般的には、四十九日や一周忌三回忌をまず思い浮かべる方が多いかと思います。
実は法事や法要を行うことだけが供養ではありません
最近では「檀家(だんか)離れ」が進み、お墓を見直す人やお墓を手放そうと考えている人が増えているようです。
お墓を持たない方やお墓を締めると決めた方は、残った遺骨を手放す方法として散骨を検討している方も増えています。
そんな「散骨(さんこつ)」ですが、メリットが多いことをご存じでしょうか?
メリットの一つとしてあげられるのが、負の遺産と言われている『お墓』がいらなくなる事です。
しかし散骨をすると一つ疑問が出てきます。
それは…
「海洋散骨をした後、どのように供養したら良いのか?」 |
このような質問を、ご依頼者の方からよくいただきます。
確かに「散骨」をすると遺骨がなく、お盆の時期などはどのようにしたら良いのか??
わからない方も多いようです。
では、実際に当社で散骨した方々の事例についてお答したいと思います。
実際は、散骨後の供養方法は人それぞれのようです…
~目次~ 5.【まとめ】まとめ |
海を見に行く
散骨した海を、直接見に行く方が一番多いようです。
『海をお墓とイメージして故人を思い出す』
遺骨やお墓などにとらわれず、気持ちで故人を偲ぶ。
とても良いことではないでしょうか。
海を見た帰りなどに普段より少し良い食事などをしながら、故人の話題で話が盛り上がれば故人も喜ぶのではないでしょうか。
海を見ると思い出すので、素敵な供養になっているように思います。
ご主人の遺骨を海に散骨後…
「波の音を聞くだけで、ふと故人を思い出し心が凛とした気持ちになります。」
と当社へのメールで語っています。
当社の社名【一凛】は
『ひとつ凛とした気持ちで散骨して欲しい!』 |
との意味があります。
そのことを知っている散骨依頼者の方から
「凛とした気持ち!」になれたのなら当社としても幸いであります。
遺骨を一部を残す
ひと欠片の遺骨やパウダー状にした遺骨を手元に残す方も多いです。
「全てを散骨してしまうと何だか寂しい…」
そう言って遺骨全てを散骨しない方や、手元供養品を購入し遺骨を自宅供養したりアクセサリーにして身に着けるなど様々です。
手元供養では小さな骨壺などで自宅供養する方、遺骨をダイヤモンドにする方など、手元供養する方法も多様化しています。
ただ一つ疑問なのは『その遺骨は最後どうなるのか?』という事です。
その遺骨の一部やアクセサリーを持っている方が亡くなってしまったらどうするのか?
『誰かに散骨や処分してもらうのか?』と思うわけです。
最終的には処分するかもしれない物を『手元に残す責任感はあるのか…?』と少しだけ疑問に感じる時があります。
お墓や遺骨を残すことを否定はしませんが、やはり『心の中に生き続ける。』で良いのではないでしょうか。
物や形に残す必要性を今一度、問われる時なのかもしれません。
基本的に散骨業者は自然に還らない物は、遺骨と一緒に撒いたりしません。
加工された遺骨を先祖代々受け継いでいくのか、最終的には捨てられてしまうのか…
よく考えて加工して下さい。
仮に「ひいお爺さんの遺骨を加工して作ったダイヤモンドだよ。」
と言って孫などが受け継いだ場合などどうでしょうか?
正直、迷惑と思うかもしれません…
その事も踏まえて遺骨の加工供養をしてもらえればと思います。
特に考えていない
遺骨に全くこだわっていない方や、遺骨の処分として散骨した方などは供養方法は特に考えや拘りはないようです。
意外と思われるかもしれませんが、散骨して遺骨を処分したいと思っている方は少なくはありません。
核家族化や価値観の多様化などから、遺骨の存在意義を見出せない現実がそこにはあります。
事例としては様々な理由で離婚や音信不通になっていた親や身内が亡くなり、諸事情により自治体が火葬までして遺骨を預かっていた場合などです。
新しい何気ない生活を送っていた所、急に自治体から遺骨を引き取るように連絡があるのです。
他人同然のような関係である遺骨を引き取る…皆さんならどうしますか?
先日、同じような状況において自治体から父親の遺骨を引き取り処分に困って駅のトイレに捨てた疑いで逮捕された事件もあります。
このように、遺骨の処分と考えている方などは散骨後の供養方法は考えていないようです。
遺骨は処分して捨ててはいけません。
刑罰の対象になることを覚えておいて下さい。
お墓がないと供養できない?
お墓がないと供養できないのでしょうか?
そんなことはないと思います!
全国には遺骨を自宅で保管している方が、どれだけ居るのかご存じでしょうか?
関東圏内で100万件!全国では200万件は下らないと言われています。
その理由は様々だと思われます!
ではそんな方々の親族等の遺骨は、供養できていないのでしょうか?
良く考えてみて下さい。
年に一回あるかないかの墓参りや遺骨の場所より『故人を偲ぶ気持ち』が大事なのではないでしょうか?
まとめ
散骨後の供養方法は概ね上記の3種類になります。
その他にもGPSの記録から実際に散骨した海上に行く方や、故人の全ての遺骨を散骨せずに家族で分骨し各々で供養したりと様々です。
一般的に考えられているお盆の時期には、お墓参りをしなければいけないとの意識は薄れてきています。
むしろ離れた地方などに墓がある場合には、毎年どころか数年に一度しか墓参りをしないなど珍しくはありません。
そして汚れ雑草が生い茂った状態で、放置されているお墓を見たことはないでしょうか?
お墓参りだけが供養方法ではありません。
お墓が無い場合の供養方法の選択肢は、近年増えています。
対象がお墓でなくても、普段から故人を身近に感じることができる供養方法や考え方いくらでもあります。
それらを知っておくことはとても大切なことなのです。
そして故人を偲び想うことこそが、本当の供養ではないでしょうか。
お墓に執着せずにもっと時代に合った自分達らしい供養の仕方を探してみては如何ですか?
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