お墓がなくても大丈夫なの?
お墓には入らない?
『お墓はもういらない...』「お墓を手放したい...」と考える方の中には、家族や子供たちの負担を心配する方も多いようです。
お墓は必ず管理する人が必要になります。
昔は住んでいる家とお墓の距離が近く、遺産の相続などと一緒に長男が「お墓を見守る」「お墓を継ぐ」役割を果たしていました。
しかし時代は変わり、お墓の管理はお寺や霊園の管理会社がやってくれる時代になりました。
霊園などはとても便利ですが、デメリットもあります。
お墓は管理してくれますが、墓地の「雑草」などは自分で取る必要があります。
雑草は掃除してもすぐに雑草が生えてしまいます。
周りに草木が生い茂っていると、すぐに隣の敷地から雑草の種が運ばれてきてしまうのです。
霊園やお寺であっても、定期的に自分でお墓が荒れないよう、清掃が必要です。
お墓が近所あれば、定期的に掃除ができるのですが都会で働く人が増えた現代、すぐにお墓参りに行ける事が減ってしまいました。
お墓も汚く、お墓の周りにも雑草が生える・・・という墓地が増えているのも、仕方がありません。
「掃除する手間」を考えるとお墓を継がせるのをやめるご家庭も増えています。
子供には迷惑をかけたくないとして『お墓を持たない!』という結論を出す方が増えているのは、仕方がありません。
「墓じまい」「檀家離れ」「宗教離れ」といった言葉が増えているのは、このような事情が関わっているようです。
~目次~ |
1.お墓を建てる意味とは?
『お墓はいらないよ…』
『死んだら、骨は捨ててくれ・・・』『お墓は要らないから・・・』 |
『突然、親に言われました・・・残された家族はどうしたら良いのでしょうか・・・?』
最近では、このような悩みが年々増えているようです。
地方では、仕事がどんどん減り、都心部に移り住んでいる若者が増えています。
昔は家の近くにあったお墓ですが、今では住んでいる場所とお墓の場所が遠いというのは当たり前になっています。
地方では大学にも生徒が集まらず、若者の人口が減り続けている状態です。
都心部以外で生活をすることが、リスクとなる時代になりつつあるのです。
地元には戻らない、仕事がないので、戻りたくても戻れない・・・
その様な若者が、日本では急増しています。
地方には、望むような仕事がないのです...
地元の大学に行っても「就職先がない・・・」という事になるくらいなら「最初から都心の大学に行く。」という若者が増える事は必然的です。
教育業界をみているとよくわかります。
地元のFランクの大学に入るよりも、都心のFランクの大学に入る方が就職先が多いのも事実です。
今後はますます、地方での若者の数が急激に減っていくことは避けられないことなのです。
2.地方の高齢化は避けられない…
お墓が負の遺産になる事も…
反対に『地元を離れた子供に迷惑をかけたくない…』と考える親も急増しています。
現在では『お墓は子供が継ぐ』という考え方に、かなり疑問を抱く方が増えているのです。
時代は日々変化し、その変化と同じようにお墓に対する考え方も大きく変わってきています。
その為、今あるお墓を閉じたり、新たにお墓を建てる事を選択しない親世代も増えいます。
負の遺産になるかもしれないお墓…
本当に必要なのでしょうか?
3.お墓を持たない選択肢とは?
お墓は必ず必要なのか?
親に「お墓はいらない」「骨は捨ててくれ・・・」と言われた場合、どうしたらいいでしょうか?
よく相談されることですが、答えは簡単です。
親にお墓がいらないと言われたら「持たなければ良い」だけの話です。
お墓が必要ない理由としては
『管理が大変…』『お金がかかる…』『しきたりが面倒…』『お墓の負担を残したくない…』 |
と言った理由が多いようです。
自然葬は日本が昔から行っている本来の埋葬のスタイルです。
日本は江戸時代より前は「人は死んだら自然に還す!」という事を普通としていました。
土に埋葬する「土葬」が普通に行われていたわけです。
そもそも家でお墓を持つ文化がありませんでした。
それが江戸時代より後になり、幕府がお寺を守るためにお墓の管理をしました。
そして今のような「お墓のスタイル」になってきたのです。
このお墓によって儲けたのが、現在の宗教をビジネスにした「寺」です。
「檀家」により毎月の固定収入が入る!ストック型の宗教ビジネスになる!さらに税金を払わなくてよい! |
そうして『坊主丸儲け』の仕組みが出来上がりました。
さらに、墓の購入で発生する高額なお金・・・
寺と墓石屋の癒着はないのでしょうか?
裏金の流れがあっても、不思議ではないはずです。
檀家であって、信仰心が有るのであれば良いでしょう。
しかし今の日本人に、仏教の教えを理解している人がどれだけいるのでしょうか?
デジタル社会になった現在では、ネットで検索してお坊さんを派遣してもらうことも可能になりました。
宗派などを選択できるそうですが、登録している近所のお坊さんを派遣してもらえます。
そんな檀家でもない知らないお坊さんに、お経を唱えてもらいお金まで支払い供養した気になっている。
日本人は死後の葬儀やお墓問題を、そろそろ見直す時期に来ているのではないでしょうか?
疑問に思う・・・必要ないのかも・・・
そう思うのなら、やめたらよいのです。
4.高いお墓は必要なのか?
本来は、人間が死んだら自然にかえすのが普通だったのですが…
いつしかお墓を建てる事が当たり前になってしまったのです。
しかし現代になって『お墓を維持できない・・・』
そう思う方が急増しています。
『そもそもお墓は必要なのか?』
という問題が浮き彫りになってきました。
長引く不況に上がらない給与・・・
お墓の維持費も大きな悩みに・・・
地元を離れて大都市で働くようになり、お墓はあるが頻繁にお墓参りができずにいる。
『手入れができないので草がおいしげっている・・・』
『お墓が重荷になっている・・・』
という人が急増しているのです。
5.お墓にこだわらない散骨という選択肢
そんな現代のニーズに合ったスタイルのセレモニーが「海洋散骨」ではないでしょうか。
最近知られるようになってきましたが、遺骨をパウダーにすることで海にまいて供養をする事ができます。
お墓を持たない持ちたくない人にとっては、骨は海にまく時代になっているのです。
壮大な海をお墓と考え、海を見つめて故人を偲ぶ。
それで良いではありませんか。
自然葬には「海洋散骨」や「樹木葬」があります。
どちらも昔からあるわけではなく、最近になって認知度が高まってきた供養方法です。
しかし自然葬とは言葉だけで、自然に還れないものが多いのですが…
『金銭的にお墓を持てない・・・』 『維持したくても維持ができない・・・』 『そもそもお墓の必要性を感じない・・・』 |
という現代人のニーズに合っている、セレモニーなのではないでしょうか。
日本では、お墓や仏壇を持ち先祖を供養するという文化があります。
仏壇にある位牌に魂が宿ると、一部の宗教では考えられています。
いわゆる天国や地獄、魂などの存在は何の疑問もなく当たり前のように定着しています。
しかし、そのような教えは仏教のどの宗派にも本当はありません。
そして仏壇を持っている家も、今では珍しくなっています。
そもそも家に仏間がないのです。
その為、仏壇も現代のニーズに合わせ小型になりモダンタイプなどのお洒落なモノになっています。
見た目は居間に置かれていても、仏壇とわからないモノなど様々です。
しかし仏壇には遺骨があるわけではありません。
本来、供養とは心の問題であり、何か形に残さなければいけないわけではありません。
時代が変われば供養の方法も変わる。
良くも悪くも日本の文化やしきたりは進化しています。
お墓を持つことが、良いとか悪いと言うわけではありません。
しかし、本来の文化やしきたりを守る事も大事ですが、現代のニーズに合わないと思われるお墓文化についてどう思われるでしょうか?
そのお墓が子々孫々の負担になるかもしれない・・・
そう考えたときに『墓はいらない!』と親に言われたら、皆さんはどうしますか?
あなたは自身のお墓について、何を考えどう思いますか?
今現在お墓があるのなら、先祖代々継承してきたお墓を手放すのは難しい決断かもしれませんが、まずお墓の必要性から考えてみては如何でしょうか?
お墓を持たない事が、最後の親孝行になるのかもしれませんね…
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