Disneylandに散骨できる?夢の国に遺骨をまくという“静かな願い”の真実
愛する故人の遺骨を、人生の最後を過ごした思い出の地、夢の国ディズニーランドに散骨したい
日本でも大人気のテーマパーク、ディズニーランドは、子供から大人まで世界中の人々を魅了し続けています。
そんな人気のテーマパークに「散骨できるとしたら…」
しかし、本当にその願いは叶えられるのでしょうか?
そして、もし叶えられないとしたら、故人の想いを尊重しつつ、トラブルなく供養する方法はあるのでしょうか?
この記事では、ディズニーランドでの散骨に関する知られざる事実と、私有地での散骨がもたらす法的リスク、そして故人の願いを叶えつつ、安全かつ合法的に供養する選択肢について詳しく解説していきます。
1.【憧れ】遺骨をディズニーに散骨したい?夢の国への憧れ
なぜ多くの人々が、故人の遺骨を夢の国に託したいと願うのでしょうか?
それは、ディズニーランドが単なる遊園地ではなく、『夢』や『魔法』そして『かけがえのない思い出』が詰まった特別な場所だからかもしれません。
世界中で愛されるディズニーランドの魅力
ディズニーと言えば、「アトラクション」や「キャラクター」まで、その世界観に徹底的にこだわって作られています。
子供と大人が一緒に楽しめるよう、パークが作られているので、大人がハマってしまうのも納得です。
建物も本物にこだわり、一流の職人を雇って作られていることでも有名です。
子供がけがをしないように釘を使わないところも、すごいコダワリと言えます。
ディズニーのすごいところは、そこに行けば自分も夢の国の住人になれることです。
もし自分が亡くなった後、死後の世界も「夢の国で暮らしたい」と思う人も多いのではないでしょうか?
アメリカのディズニーで「隠れて散骨」が続く現状
そして実際に…本場アメリカのディズニーランドは隠れた散骨スポットになっています。
フロリダ州オーランドのウォルト・ディズニー・ワールドと、カリフォルニア州のアナハイムのディズニーランドでは、多くのディズニーファンが無許可で遺灰を撒いたり遺骨を埋める人が続出しているのだそうです。
2.【人気】ディズニーランドで散骨される人気の場所とは?
ディズニーランド内には、多くのファンにとって特別な意味を持つ場所が点在します。
その中でも、遺灰を撒く場所として最も多いと言われているのは、「ホーンテッドマンション」の周辺なのだそうです。
このアトラクションは、ゲストが水上を移動しながらお屋敷を巡る形式のため、遺骨を水の中や、アトラクション周辺の芝生、あるいは花壇に比較的目立たずに撒きやすいと言われています。
故人様が生前、ホーンテッドマンションの薄暗くも魅力的な雰囲気を愛していたり、そこで特別な思い出があったりする場合、永遠の眠りの場所としてそこを選びたいと考える気持ちは理解できます。
しかし、残念ながら、テーマパーク側がこのような行為を許可していることは一切ありません。
むしろ、厳しく禁止されています。
なぜなら、ディズニーランドのような私有地において、許可なく遺灰を撒く行為は「違法行為」に当たります。
これは単なるルール違反ではなく、パークの清潔さや衛生面、そして何よりも他の来場者の感情や体験に直接影響を及ぼす、重大なトラブルの原因となるからです。
夢の国という特別な場所であるからこそ、そこにふさわしいモラルとルールを守ることが求められます。
3.【もしも】もしディズニーで散骨がバレたらどうなる?
どれだけ故人や遺族の想いが強くても、ディズニーはパーク内での散骨を一切認めていません。
そのため、見つかった場合には即座に対応が取られます。
即刻退園と「特殊掃除」による遺灰の回収
もしパーク内で遺灰を撒いているところをスタッフに発見されると、その場で即退園処分となります。
さらに、撒かれた遺灰はディズニー専用の特殊な掃除機で「塵」扱いとして回収されてしまいます。
これは清掃というより衛生・安全管理の一環として厳格に実施されているものです。
掃除機で吸い取られる…悲しすぎる現実…
こうした対応は、夢の国での最期を願った故人の想いを完全に踏みにじる結果となります。
ご遺族にとっても、「あの人の遺灰が掃除機で吸われた」と思えば、深い後悔や罪悪感を抱くことになるでしょう。
せっかくの大切な供養の場が、悲しく、無念な思い出に変わってしまう。
これこそが、ルールを破ってまで散骨をすることの最大の代償かもしれません。
4.【法律】ディズニーランドでの散骨が抱える法的な問題点
ディズニー側の公式見解と対応
ディズニー側としては、遺灰を撒いた人に対して、よほど悪質でない限り、その後の法的な措置を大々的に取ることは少ないと報じられることもありますが、公式には「このような行為は固く禁止されており、遺灰を撒こうとするゲストは園外に退去させる。」と発表しています。
ディズニーはブランドイメージを非常に重視しており、ブランドに傷がつく行為に対しては厳しく対処する可能性が十分あります。
【重要】日本国内で他人の土地に無許可散骨した場合の法的リスク
他人の土地に許可なく散骨することは、大きなトラブルになる可能性があります。
では、日本国内で同様の行為をした場合について考えてみましょう。
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刑事責任:業務妨害罪に問われる可能性 他人の土地で許可なく散骨をして、そこが業務を行っている場合、「業務妨害罪」に問われる可能性が出てきます。
【刑法 第233条】 「虚偽の風説」を流布し、または「偽計」を用いて人の信用を毀損し、又はその業務を妨害した者は、三年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。
遺骨を撒くことが施設のイメージダウンにつながるかについては意見が分かれる部分ですが、多くの人にとって、テーマパーク内で遺骨を撒く行為は、夢の国のイメージを損ねる不適切な行為と受け止められかねません。風評被害が出れば、威力業務妨害になる可能性もあるため、絶対にやめておくべきです。
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民事責任:損害賠償請求される可能性 故意や過失によって「他人の利益を侵害」した場合、「不法行為による損害賠償責任」を請求される可能性があります。
【民法 第709条】 故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。
他人の土地で権利者の承諾なく遺骨をまくのですから、その行為に違法性がある可能性があります。また、遺骨をまくことと因果関係にある損害が生じていることも認められるでしょう。テーマパークのようなイメージがとても重要な施設の場合、他の来場者が不快と感じるようなことをすると、高額の損害賠償請求をされる可能性もあります。特にディズニーランドは「商標」に厳しい会社であり、ブランドに傷がつく行為に対しては、法的な処置をしてくる可能性があります。
なぜ私有地での散骨は避けるべきなのか?
私有地での無許可散骨は、法的なリスクだけでなく、故人への尊厳を損ない、施設の運営者や他の来場者に迷惑をかける行為です。
故人の大切な遺骨が清掃されてしまうという悲しい結末を避けるためにも、ルールやモラルを守ることが不可欠なのです。
5.【まとめ】故人の想いを叶えつつトラブルを避ける散骨の選択肢
故人や遺族の思い出の場所だったとしても、他人に迷惑をかけてはいけません。
違法なことをしてまで、散骨をしてはいけません。
しかし、「自分だけはバレない」「他人の意見など関係ない」と思って散骨してしまう人がいることも事実です。
それをSNSなどに投稿したら、賛同してくれる人もいることでしょう。
しかし、誰もが散骨に良いイメージを持っているとは限りません。
ルールを無視して散骨をすることで、思わぬ重い責任を負うことになる可能性もあるのです。
散骨はルールやモラルを守ることが重要となります。
これはテーマパークに限らず観光地などでも同じです。
陸地に散骨するのであれば、リスクを伴うことを忘れてはいけません。
ディズニーランド沖での海洋散骨という選択肢
パーク内での散骨が難しいと分かっても、故人の「ディズニーの近くで眠りたい」という想いを全く諦める必要はありません。
ディズニーランドの見える沖合は、海洋散骨の依頼を多く受けている場所でもあります。
実は、私たち海洋散骨オフィス一凛が東京湾でお手伝いしている散骨のうち、およそ8割のご依頼者の方が「ディズニーランドの見える沖合」を希望されています。
「どうしても夢の国の近くで眠らせてあげたい」「生前、家族で何度も訪れた場所だから」――そんな温かな想いに寄り添う形で、多くのご遺族がこのエリアを選んでいます。
パーク内は無理でも、『ディズニーの見える大海原に還る!』
それが故人様の願いを叶えつつ、誰にも迷惑をかけずに安らかに眠るための、最もふさわしい選択肢なのかもしれませんね。
東京や関東近県で海洋散骨をご検討でしたら、ぜひ海洋散骨オフィス一凛にご相談ください。
ご依頼者の安全と海洋散骨のクオリティーは業界トップレベルとご評価いただいており、Google口コミにも良い評価が多数反映されています。故人の個性やご家族の希望を最大限に尊重した、安心できるお見送りをご提案させていただきます。
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