Disneylandに遺骨を撒く事は可能なのか?
遺骨はディズニーにまいて欲しい…
日本でも大人気のテーマパークといえば…そうディズニーです。最近では、USJなども人気ですが、国内のテーマパークにおいては、圧倒的な集客力を誇っています。
今では、アメリカ、ヨーロッパ、アジア、など様々な国にディズニーランドがあります。
そんな人気の観光地ですが、本場アメリカのディズニーランドではパーク内に遺灰をまく人が後を絶たない・・・のだそうです。
しかし、テーマパークなどの私有地で散骨をすると、トラブルの原因となってしまいます。
決して真似してはいけません。
そんな日本でも大人気の夢の国。
あれだけ人気があると日本でも『死んだら遺骨をまいてほしい・・・』という人がいてもおかしくはありません。
今回は『テーマパークに遺骨を撒くことは可能なのか?』考えていきたいと思います。
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1.人気のディズニーランド
ディズニーランドと言えば、「アトラクション」や「キャラクター」まで、その世界観に徹底的にこだわって作られています。
子供と大人が一緒に楽しめるよう、パークが作られているので、大人がハマってしまうの納得できます。
建物も本物にこだわり、一流の職人を雇って作られていることでも有名です。
子供がけがをしないように釘を使わないところも、すごいコダワリと言えます。
ディズニーのすごいところは、そこに行けば自分も夢の国の住人になれるのです。
もし自分が亡くなった後、死後の世界も「夢の国で暮らしたい」と思う人も多いのではないでしょうか?
そして実際に…本場アメリカのディズニーランドは隠れた散骨スポットであり、無許可で故人の遺灰を撒いたり遺骨を埋める人が続出しているのだそうです。
2.どこに撒いているのか?
遺灰をまく場所として、もっとも多いのはホーンテッドマンションのようです。
水上を移動するアトラクションで、水の中にまく人や、芝生や花壇などにまく人も多いのだそうです。
さすがはディズニーランドです。
もちろん、テーマパーク側ががこれを許可している、いや、許すわけがありません・・・
私有地に許可なく遺灰をまくことは重大なトラブルの原因なのです。
3.バレてしまうと…
バレてしまうと…
当然のことながらディズニーでは、この散骨行為を認めていません。
遺灰を撒いている人を見かけた時は、即刻退園させスタッフが遺灰を「塵」まで吸い取るようです。
掃除機で「遺灰」は回収されてしまうのです。
バレてしまうと『掃除機で吸い取られる…』なんとも寂しい結末です。
これだけ人気があるなら『ディズニー専用の墓地とお墓を売り出せば良いのでは?』と思ってしまいます。
「行くのが楽しいテーマパークのお墓」を作れば話題になる事でしょう。
使命感でお墓参りするより、お墓も楽しい場所として作ればお墓参りに行く人も多少は増えると思います…が日本では無理でしょう…
4.問題点とは?
ディズニー側の対応は?
ディズニー側としては、遺灰を撒いた人に対して、それほど強硬な対応をしているという事はないそうです。
法的な処置は、よほど悪質でない限り黙認しているようです。
ディズニーファンであることを、配慮しているのかどうかはわかりませんが…
「ファンの気持ちに寄り添っている?」という事なのでしょうか?
『万引きをしても出口まで捕まらない。』と言われるくらい、ディズニーでは顧客の取り扱いには注意をしています。
それは、さておき…他人の土地に許可なく散骨することは、大きなトラブルになる可能性があります。
では日本国内での問題について考えてみましょう。
刑事責任
他人の土地で許可なく散骨をして、そこが業務を行っているような場所であった場合には業務妨害罪に問われる可能性が出てきます。
【刑法 第233条】
「虚偽の風説」を流布し、または「偽計」を用いて人の信用を毀損し、又はその業務を妨害した者は、三年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。 |
つまり、嘘を流していると、相手の信用をおとす行為になり『3年以下の罰金になる。』という事のようです。
全ての方が散骨に良いイメージを持っているワケではないので、他人にとっては嫌悪するようなイメージであってもおかしくありません。
それによって施設などのイメージダウンに繋がる風評が出て業務を妨害することとなり、威力業務妨害に該当する可能性も出てきます。
民事責任
故意や過失によって「他人の利益を侵害」した場合、「不法行為 損害賠償責任」を請求される可能性があります。
【民法】
第709条 故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。 |
他人の土地で権利者の承諾がなく遺骨をまくのですから、その行為に違法性があることは否定できません。
また、遺骨をまくことと因果関係にある損害が生じていることも認められるでしょう。
テーマパークのようなイメージがとても重要な施設の場合、他の来場者が不快と感じるような事をすると、高額の損害賠償請求をされる可能性があります。
特にディズニーランドは「商標」に厳しい会社です。
ブランドに傷がつく行為に対しては、法的な処置をしてくる可能性があります。
5.散骨はルールを守ってやることが大事
故人や遺族の思い出の場所だったとしても、他人に迷惑をかけてはいけません。
違法なことをしてまで、散骨をしはいけません。
しかし、「自分だけはバレない」「他人の意見など関係ない」と思って散骨してしまう人がいる事も事実です。
それをSNSなどに投稿したら、賛同してくれる人もいる事でしょう。
しかし、誰もが散骨に良いイメージを持っているとは限りません。
ルールを無視して散骨をすることで、思わぬ重い責任を負うことになる可能性もあるのです。
この写真はディズニーランドの裏側です。
なかなかお目に掛かれないかと…
ディズニーランド沖は海洋散骨の依頼を多く受けています。
パーク内は無理でも『すぐそばの大海原に還る』それが良いのではないでしょうか。
散骨はルールやモラルを守ることが重要となります。
これはテーマパークに限らず観光地などでも同じです。
陸地に散骨するのであれば、リスクを伴うことを忘れてはいけませんね。
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