散骨って合法?大丈夫なの?
違法でないがルールが必要!
「散骨」という言葉を聞いて、あなたはどう感じますか?
「お墓参りはどうするの?」 「法律的に本当に大丈夫なの?」 「よくわからなくて、なんだか不安…」 |
そう感じる方もいるかもしれませんね。
散骨に踏み出せない原因の一つに、「海洋散骨は違法ではないのか?」という不安があるようです。
結論からお伝えすると、散骨は違法ではありません。
ただし、注意しなければならないのは、散骨の方法を間違えてしまうと、「遺骨遺棄罪」「死体遺棄罪」に問われる可能性があるということです。
いい加減な対応をする業者に頼んでしまうのは、絶対に避けるべきです。
法律やルールを無視した散骨は、将来的なトラブルの原因にもなりかねません。
では、具体的に考えてみましょう。
CONTENTS |
1. 【法律】遺骨の埋葬方法には法律があります
墓埋法第4条とは?
遺骨の処分方法には、墓地、埋葬等に関する法律(墓埋法)が深く関わってきます。
墓埋法第4条には、「埋葬又は焼骨の埋蔵は、墓地以外の区域に、おこなってはならない。」とあります。
これはつまり、「遺骨をむやみに捨てたり、処分してはいけませんよ」ということです。
日本の法律は、遺骨の取り扱いについて厳しく定めているのです。
散骨とは遺骨をお墓に埋葬せずに、海や山など故人の思い出の場所や生まれ育った地元などに遺骨をまく葬送スタイルです。
お墓を維持する必要がなく、残された家族に経済的負担をかけずに済むため、散骨を希望する人が増えています。
現在まで日本の法律では、遺骨を散骨として海にまく事は想定していませんでした。
一般的に海洋散骨が広がり始めたのは、ここ10年ほどのこと。散骨は比較的新しい供養の方法なのです。
2. 【歴史】日本は昔から自然葬
江戸時代から自然葬が基本
現代では新しい供養方法とされている散骨ですが、日本の歴史を振り返ると、古くから「自然葬」が行われてきました。
江戸時代より前の日本は、土に埋めて自然に返す「自然葬」が基本でした。
今のように火葬が広く行われていたわけではありません。
仏像を拝むようになったのは、鎌倉時代あたりからです。
仏教も日本で生まれたものではなく、海を渡って伝わってきた文化(宗教)であり、仏教が日本に入ってきてから、「神道」と「仏教」が共存するようになります。
今のようなお墓文化が本格的に生まれたのは、江戸時代からだと言われています。
しかもそれは戸籍を管理する目的であり、つまり税金をとるための制度と、戸籍を管理しキリシタン弾圧の一環としても始まった側面が強いのです。
現代では、「墓じまい」をすることも珍しくありません。
なぜなら、お墓の維持が家族の負担になっているからです。
現代の世の中では『どうしてもお墓を守れない・・・』『墓じまいするしかない・・・』
『でも…なんだか先祖からの呪いや祟りが怖くて…』
と悩んでいる方もいるかもしれませんが、安心してくださいバチは当たりません。
動画配信サイトなどでは、「墓じまい後の先祖の祟り!」など、オカルト的な動画がありますが、そのような話は実際に聞いたことがありません。
その様なことを言うのは、お布施が欲しい一部の住職や墓石店などではないでしょうか。
そもそも「先祖がバチを当てる」という考え方自体が少しおかしいです。
生きている後世の邪魔をする先祖など、迷惑でしかありません。
そんな先祖なら塩でも撒いておきましょう。
では考えてみて下さい。
もしあなたが亡くなったとして、お墓がないくらいで「残された子孫を呪ってやろう」なんて考えるでしょうか?
呪いや祟りと言った、不安を煽る宗教ビジネスは今の時代にはナンセンスです。
供養のあり方は多様化し、お墓はいらない時代になりつつあります。
そしてこの変化は、今後も広がりを見せるでしょう。
常識とは時代と共に上書きされ、そして人は運命には逆らえないのですから。
まとめ:実際に散骨は違法なのか?
日本の法律では、散骨は違法ではないと解釈されています。
散骨に関する法律が明確にないため、「合法か違法か?」と白黒はっきり結論づけられていない状態です。
だからこそ、散骨業者や個人のモラルが問われます。
現代の日本は墓じまいなどの問題が多く、海洋散骨は比較的に新しい供養の方法として注目されています。
今後、より多くの人が散骨を選ぶ時代になっていくかもしれません。
しかし近年、山中に遺骨をそのまま安置して「自然葬」とアピールしている宗教団体や散骨業者もあります。
そのような行為が散骨になるのかは賛否両論ありますが、ルールを守らないと今後、法規制の対象になるかもしれません。
やはり、散骨とはルールを守ることが大切なのです。
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