「死後貯金」なんて言葉、聞いたことありますか?
葬儀費用の格差をご存じでしょうか?
人が亡くなったら「葬儀を行う」・・・なんとなく常識かな?と思っている人も多いのではないでしょうか?
お通夜をして葬儀場を借りて...となると何となくお金がかかりそうです...
最近では、都心部を中心に「葬儀費用(そうぎひよう)」の平均額が下がっていることを知っていますか。
その背景には、収入の低下や、世界的流行り病などの影響があるようです。
地方より、都市部に住んでいる人の方が「葬儀費用ってそんなに必要なの?」と思っているようです。
では、気になる葬儀の費用について学んでいきましょう。
~目次~ |
1.葬儀費用の相場を知っていますか?
こんなにも費用が
葬儀の平均は、以前は「200万円ほど」が相場と言われていました。
しかし現在では、70万円から140万円ほどが相場になっています。
ここ数年で、60~80万円ほど、葬儀費用は下がっているようです。
その背景には葬儀の簡素化があります。
家族葬・直葬など葬儀の費用はかなり抑えることが出来ます。
都市部でも家族葬だと80万で、地方でも50万ぐらいが相場だそうです。
しかし、世間体を気にして『一般的な葬儀』をしなければいけない。と考えている人や地域も多く残っています。
特に都心部を離れ地方なると、他人の目が気になるようでお葬式を豪華に行う家が多くあります。
人が亡くなると、思っているよりもお金がかかります。
『お墓や戒名』にも、多くの費用がかかり、残された家族の負担となるのです。
お墓を新しく作ると、「150〜200万円」の費用が必要です。
戒名に至っては相場がありません。
選ぶランクによって数万円から数百万円と幅広く、もはや相場とは言えない状態なのです。
また、亡くなってから火葬するまでに時間が掛かると、遺体を安置施設に預ける必要があります。
その費用も、安置費やドライアイスや移動費などで1日7万円前後必要となる事もあります。
都市部では、火葬場も順番待ちで数日間の安置が必要になる事は珍しくありません。
これらの事からわかるように、人は亡くなってからも多額の費用が掛かってくるのです。
2.死ぬのにいくら必要なのか?
350万円ほど用意がいる
『いわゆる一般的な葬儀』を行った場合、安く見積もって葬式130万円、お墓150万円、戒名50万円ほどかかります。
すでに合計330万円になっています。
その他にも、人が亡くなると何らかの諸経費は掛かってきます。
1人暮らしだった場合、家の整理をしていなかったら遺品整理などで30万前後かかります。
荷物が少ない場合でも7万円前後かかります。
同居人が亡くなった場合、一人で生活するのが大変な時は親族に面倒を見てもらうことにもなります。
「老人ホーム」に入居する場合なども色々と費用がかかります。
安く見積もって20万円として総額350万円が『いわゆる一般的な最低限の葬儀』を行うのに必要な金額になります。
最低限で、この金額です・・・
『いわゆる一般的な葬儀』をするのに最低限必要な費用です。
老人ホームなどに入居した場合には、毎月費用が掛かります。
亡くなる前から、多額の費用が必要なのです。
どうでしょうか?
これは大変なことです。おかしな事に人は亡くなってからも多額のお金が必要なのです・・・
350万円ないと、『いわゆる世間体を気にした一般的な葬儀』すら出来ないのです。
どうでしょうか…今日から生活を切り詰めてコツコツ貯金しませんか?
『自分の死ぬ準備にコツコツ貯金して安心して死……』
死ぬのにお金を貯めるなんて、本当に馬鹿げた話です。
なぜ死ぬ準備に自分でお金を貯めないといけないのでしょうか?
本当に高額な葬儀が必要なのでしょうか?
確かに亡くなった遺族の最後の門出を、親身になって執り行ってくれる葬儀業者にお任せする方が良いでしょう。
それでも葬儀とは、やはり高額になってしまいます。
「残された家族に迷惑をかけない為の葬式を…」
それは良い考えだと思います。
終活をする大前提のひとつである『家族に迷惑をかけない。』
このキーワードに値します。
では、自分の葬儀費用を準備出来なければどうなるのか?
『いわゆる一般的な葬儀』を希望するのであれば、残された遺族がその費用を負担することになります。
『家族に迷惑をかけない?』
十分過ぎておつりが出るくらい迷惑な話です。
これこそまさに負の遺産ではないでしょうか。
まとめ
『いわゆる一般的な』と言うキーワードを何度も使用しましたがこの一般的な葬儀のイメージは今、変わりつつあります。
葬儀は家族葬や直葬を希望する方が増え、戒名はインターネットで安くつけて貰う事が出来ます。
お墓に関しては納骨堂や樹木葬といった形に変化し、散骨などの形に残さない供養方法も今では当たり前になって来ているのです。
この事からわかるように、現在では多くの日本人が『いわゆる一般的な葬儀』に疑問を持ち始めたからだと考えて良いでしょう。
もちろん金銭に余裕があるのであれば何度も言いますが『いわゆる一般的な葬儀』を執り行うことは否定しません。
しかし、無理をしてまで世間体を気にした葬儀は必要ないのではないかと問いたいのです。
自分の死ぬ準備で貯めた350万円を
『葬式はいらない。』(直葬などで費用を抑えることが出来ます。)『戒名もいらない。』(戒名は仏教徒以外必要ありません。)『骨はどこかに捨ててよい。』(捨てると違法なので散骨などがあります。) |
と言って残された家族に、少しでも財産を託した方が断然良いのではないでしょうか?
ちなみにお金を残す場合は、預金など銀行に預けたまま自分が死んでしまうと、家族が引き出す事ができない...
といったトラブルが起こります。
残された親族は必ず早めに銀行に連絡して、預金引き出しの手続きをしましょう。
これからも葬儀やお墓などに対する考え方や価値観は、確実に変化していくことでしょう。
これは時代の流れなのです。
葬儀や供養に大金を掛けない時代になっています。
よく街中で見かける『葬儀費用8万円~』の看板で、8万円では終わらない世の中です。
それでも皆さんは『いわゆる一般的な葬儀』に大金を払いますか?
人生最後の「お金」で後悔しないために… 自身のエンディングについて考えてみては如何でしょうか?
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