変わりつつある葬儀のかたち
変化し続けるセレモニー
「ネット」「スマホ化」「高齢化」と大都市に仕事と人が集中したことにより、この30年でライフスタイルが急激に変化しました。
ポケベル、PHS、スマホと、昭和から令和への変化はライフスタイルだけでなく、伝統的な文化すら変化する事になりました。
このことにより、情報が気軽に検索する事ができSNSなどで意見交換ができるようになったからです。
今後は盲目的に信じていた風習は、さらに消えていくのではないでしょうか。
技術革命により比較にならないほど、社会は急激に変化しています。
つい最近でも、コロナにより自宅で仕事をするという事が行われました。
「ズームを使って動画で会議をする!」ひと昔前では考えられないような変化が、当たり前のように起こっています。
もちろん、お墓業界も例外ではありません。
「墓じまい」や納骨堂に樹木葬、海洋散骨も含めて葬儀の習慣や文化も変わっているのです。
お墓の変化とは?
お墓の形も縦型から横型に変わっているようです。
昔は縦に長い石でしたが、地震に弱い弱点があり一度倒れてしまうと戻すのが大変でした。
横型のお墓は倒れる心配も少なく、霊園などでは風景の圧迫感がなくなるなどのメリットがあります。
このように、お墓ひとつとっても実は変化をしているのです。
他にも、以前とは変わったものがあります。
それが、「霊柩車(れいきゅうしゃ)」です。
こちらですが一見、普通の車に見えます。
昭和の時代では、子供たちは霊柩車が車道を走っていると親ゆびを隠すことをしていました。
霊柩車は縁起が悪いと言われ、言わばおまじないの様な行為です。
なぜ親指を隠すかは、「親の死に目に会えない」と言われていますが、彷徨う悪い霊が人の身体に入ってくる時が親指の爪の間からだと言われていたため、江戸時代ごろに故人を火葬場に運ぶ際に親指を隠したからだと言われています。
当時はネット環境もなく、テレビでは心霊現象などを扱う番組も多くオカルトのようなものが受け入れられたのでしょう。
では、下の写真を見てください
子供の頃に親指を隠した人も多いのではないでしょうか?
以前の霊然車は宮型(ミヤガタ)タイプで、お寺の屋根のような構造物を載せたものが主流でした。
しかし、現在では「宮型タイプ」よりも、シンプルなセダンやワゴンタイプに変化しています。
これを見て『霊柩車(れいきゅうしゃ)だ!!』と、いう人はなかなかいません。
大きめのファミリーカーにしか見えません。
違いは霊柩車は貨物車両になるため、ナンバープレートが緑になっています。
確かに都市部の街中で「宮型の霊然車」は見なくなりました。
霊然車は市販車から構造変更し数百万円の費用をかけて、内外装をシンプルでありながら高級感漂う造りにしていくそうです。
最近では、見た目が高級外車と変わらない洋型霊柩車が急激し一般的に使用されるようになっています。
宮型霊辱車の減少の原因は何でしょうか?
宮型霊柩車が走行しているのを見ると、ご遺体を運んでいることが分かってしまい死を連想させてしまいます。
「宮型霊柩車=お葬式」というイメージは定着していたのです。
県条例で埼玉県は火葬場への宮型霊柩車の入場が禁止されています。
宮型霊柩車では誰もが「火葬場に行っているって事は…」思います。
いかにも霊辱車とわかる「宮型霊赦車」の乗り入れを禁止している斎場は全国にあるのです。
これには葬儀場の近隣住民への配慮なのだそうです。
生活道路に霊辱車が通るのを控えて欲しとの要望から、目立つ宮型ではなくシンプルなデザインである現在の霊弟車に代わっているのです。
しかも宮型霊辱車の禁止は全国的に広がっているとのこと。
宮型霊然車は「野辺の送り」がルーツだと言われています。
「野辺の送り」とは、遺体を担いで遺埋葬地や火葬場まで運ぶことで時代劇などで見たことがあるかたも多いかと思います。
しかし時代は流れ現在では、遺体は霊然車で運び親族などはマイクロバスで移動することが当たり前です。
このように、葬儀などの在り方に少しずつ変化があることに皆さんは気付いていますか?
10年20年後とは言わず、来年再来年にはもっと変化していてもおかしくはありません。
葬式にお金を掛けない家族葬や直葬などを選ぶ方も多くなっています。
ドライブスルーの葬式なども実際にあります。
コロナ禍によって、葬儀もお金を掛けないシンプルなものを選ぶ方も多くなったと言われています。
しかし裏を返せば、『葬式にお金を掛けるのってどうなの?』と気づいた方が増えたのかもしれませんね。
昔からの風習や習わし文化などを守ることも大切ですが、新しい時代に合わせて変化していくことこそが大切なのではないでしょうか?
それが葬儀やお墓であっても同じではないでしょうか?
葬儀やお墓はこれからも変化していくと思われますが、皆さんはどの様な変化を求めていますか?
スマホやパソコンの画面を見ながら、リアルタイムで葬儀を行う未来はもうすぐそこなのかもしれませんね。
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