「まさか」が現実になる時代!霊園・納骨堂の破綻リスクとは?
霊園や納骨堂が倒産する?
「まさか…あの子が…そんな事する人だとは…」ドラマや映画のように、人生とは思ってもいなかった事の連続です。
霊園といえば、安定した経営がされているイメージがしますが、実は霊園も破綻する事があります。
「まさか・・・そんな事ってないでしょ?」だって「霊園だよ・・・」と思っている方が多いかと思います。
「霊園の運営って自治体が補助金が出ているんでしょ?」と思っている人が多いかもしれませんが、実はこれ大きな間違いなのです。
最近では、北海道の霊園が破綻して問題になっていました。
では、霊園や納骨堂が倒産や破産することが今後も起こりうる事なのでしょうか?
CONTENTS |
1.宗教法人は簡単に破綻する?
なぜ破綻してしまうのか??
霊園というと、国が運営しているようなイメージがありますが、実は違います。
自治体が管理している霊園以外は、宗教法人が運営している事が多く、当然ですが、運営費用などのお金がなくなれば、霊園であろうと簡単に破綻します。なくなります。
「霊園が破綻する…そんな事ないはず…」なんて思っていませんか?
寺院や霊園が破綻する理由は、実はすごくカンタンなのです。
シンプルにお金がなくなれば破綻します。
一般的な会社と変わりはありません。
運営する予算などがなくなれば、簡単に破綻となるわけです。
北海道のある宗教法人が運営する納骨堂が破綻した際は、メディアにも取り上げられました。
霊園や納骨堂も一般的な会社と何ら変わりはありません。
お金がなくなれば簡単に破綻はします!!
墓地の運営は法律で「地方自治体」「宗教法人」「公益法人」であることが定められています。
それでも破綻する時は、カンタンに破綻するのが霊園なのです。
平成だけでも経営が破綻(はたん)した「霊園」は全国に多くあります。
現在、全国には約8万のお寺がありますが、都市部に人口が集中し、お寺を支える檀家の数が減少しています。
これにより、経済的に厳しい状況にあるお寺が急増しているのが現状です。
破綻しないと思われていますが、実は簡単に経営が破綻してしまいます。
華やかな見た目の裏にある、最新式納骨堂のリスクを知っていますか?
約5,000基をコンピューター管理する「自動搬送式の納骨堂」を建造したお寺が、契約者を集められず破産した例があります。
投資目的の会社や石材店などが、大規模な納骨堂や墓地を造成する話を住職に持ち込んでいるようです。
ところが、数十億の資金調達をして造成したにもかかわらず、申し込みが少なく販売不振に陥ってしまい多額の借金を毎月返済していくことが困難となれば、お寺は簡単に倒産に陥った結果です。
霊園の管理会社が破綻して『墓地がかなり荒れている・・・』
という事は、表のニュースではあまり出ていませんが、実際に「地方」や「都市部」に関係なく起きている現実です。
霊園の経営は、寺院など宗教法人ですが、霊園の「販売や管理」は民間企業が行います。民間なので、倒産などのリスクは高まる傾向にあります。
では、霊園が倒産をすると、どうなってしまうのでしょうか?
2.破産したらどうなってしまうのか?
破産すると遺骨が返される
霊園が破綻してしまった場合、新たな法人が管理して経営するか、もしくは遺族に遺骨等を返すことになります。
遺族としては『今さら、遺骨を返されても・・・』という気持ちになるのは当然です。
しかし、残念ですがどうする事も出来ません。
『倒産をするような霊園を選んでしまった自分が悪い・・・』と諦める方が多いのが実情です。
霊園や寺院がが破綻した場合、お墓探しからやり直す事になってしまいます・・・
では霊園などを運営しているのは、どんな人々でしょうか?
1.地方自治体 2.宗教法人 3.公益財団法人 |
などがあります。
広大な敷地の霊園や、駅から近い納骨堂などは、運営や管理に莫大な初期費用が必要です。
その場合、やはり破産のリスクも上がってしまうのではないでしょうか。
見た目は豪華で良いのですが、中身が伴っていない・・・なんて事はよくある話です。
止まらない破綻の連鎖と契約の注意点!
倒産した霊園の中には、10年以上清算できていない霊園などもあります。
もう何年も【納骨堂後期募集】との広告を出している宗教法人も見受けられます。
実際には思うように募集が集まらず試行錯誤している裏返しでもあり、それほど前期後期などに分けて人気なように煽っているのです。
霊園が破綻してしまうと、利用している人や家族に負担金が発生するリスクもあるので、契約書はきちんと見るようにしましょう。
「予期せぬ問題が降り掛かかり精神的にも困惑する・・・」 「仕事どころではない・・・」 |
という声も聞こえます。
霊園選びとは、それほど重要な事なのです!!!
『家から近いから…』『豪華な造りで見栄えも良いし…』
そんな事で選んでは、痛い目に合うかもしれませんよ…
3.倒産する確率が低い霊園とは?
公営霊園は安全なのか?
一般的に倒産リスクが低いのは、自治体が運営している「公営霊園」だと言われています。
自治体が運営している霊園は、ムダに目を引くような豪華な造りはありません。過剰な広告もしていません。
東京では、「多摩霊園」「小平霊園」「青山霊園」など、数は少ないですがかなり人気となっています。
公営だけあり、健全で安全に運営をしているところが多いと感じます。
しかし
注意しなければいけないのが【地方自治体の財政】です。
日本は、驚異的な勢いで人口が減っています...
このまま人口減少が続いていくと、財源の少ない地方自治体では、市営や町営霊園の管理が困難になる可能性が増えます。
運営に税金が使われているので、夕張市のように破綻してしまうと大変なことになります。
きちんと調べる事が大事!
いきなり霊園ができた!
都心部から少し郊外に出ると、「霊園墓地」などが新しく造られているのをよく見かけます。
高速道路の近くに「いきなり霊園ができた!」なんて事も増えているようです。
高速道路沿いだと、車で霊園まで行きやすいことが大きなメリットでしょう。
墓地のイメージではなく、「キレイな公園」のような霊園も多くなってきています。
購入されるときは、どのような法人が運営や管理をしているか調べてみる事をおすすめします。
実際に反社会勢力との繋がり、脱税の疑いで逮捕された納骨堂もあります。
いわゆる名義貸しです!
民間企業が運営している
気をつけてください
納骨堂などの経営には宗教法人が携わっているように見えますが、実際に運営しているのは「第三者の民間企業」という事が多いようです。
霊園と癒着のある石材店などが管理している場合も多いです。
その為、霊園などを見学に行った際に案内などをしてくれるのは高確率で管理会社の社員になります。
いわゆる死後ビジネスです。
一生なくならないビジネスだからです。
その他にもパチンコ店が素性を隠して納骨堂の販売をしていたとか…
素性を隠す理由とは何でしょうか…?
後ろめたい気持ちがあるから…ではないでしょうか?
そんなパチンコ店も、全国で倒産や規模の縮小が大きく取り上げられています。
「死後ビジネス」には色んな業者が参入しています!
必ず管理会社の素性を確認することが大切ではないでしょか。
管理会社の調べ方については・・・
次回にします…
悪徳業者の名義貸し死後ビジネス… |
永遠になくなることはないでしょうね…
いずれにしろ霊園が破綻しても、お墓や骨壺がすぐさま勝手に動かされることはありません。
しかし、納骨先を選ぶ場合は立地条件や見た目に騙されずに、慎重に決めるようにしてください。
破綻した霊園や納骨堂に納めていた遺骨は、自分で取りにいかないと無縁仏として処理されてしまう事もあるようです。
「永代供養だから安心!」と思ってはいけません。
永代供養は永遠との意味ではありませんし、お寺でも破産する時代になりました。
家族や先祖の遺骨について、よく考えてみては如何でしょうか…
お墓に多くの費用をかけたから安心という時代ではないのですから。
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