納骨堂や霊園が破綻する?
霊園が倒産する?
と聞いて『まさか・・・そんな事ってないでしょ?』だって「霊園だよ・・・」と思っている方が多いかと思います。
「霊園の運営って自治体が補助金が出ているんでしょ?」と思っている人が多いかもしれません。
実はこれ、大きな違いなのです。
最近では、北海道の霊園が破綻して問題になっていました。
では、霊園や納骨堂が倒産や破産することが今後も起こりうる事なのでしょうか?
CONTENTS |
1.霊園は簡単に破綻する?
なぜ破綻してしまうのか??
霊園は法人が運営している事があるので、お金がなくなれば破綻になります。
「霊園が破綻する…そんな事ないはず…」なんて思っていませんか?
寺院や霊園が破綻する理由は、実はすごくカンタンなのです。
シンプルにお金がなくなれば破綻します。
一般的な会社と変わりはありません。
運営する予算などがなくなれば、簡単に破綻となるわけです。
北海道のある宗教法人が運営する納骨堂が破綻した際は、メディアにも取り上げられました。
霊園や納骨堂も一般的な会社と同じです。
お金がなくなれば簡単に破綻はします!!
墓地の運営は法律で「地方自治体」「宗教法人」「公益法人」であることが定められています。
それでも破綻する時は、カンタンに破綻するのが霊園なのです。
平成だけで、経営が破綻(はたん)した「霊園」は全国で「40件前後」あります。
40件と聞いていかがでしょうか・・・
多いと考える方も多いのではないでしょうか?
絶対に破綻しないと思われていますが、実はこれだけ経営が破綻をしているわけです。
約5,000基をコンピューター管理する「自動搬送式の納骨堂」を建造したお寺が、契約者を集められず破産した例もあります。
霊園の管理会社が破綻して『墓地がかなり荒れている・・・』
という事は表のニュースではあまり出ていませんが、実際に「地方」や「都市部」で起きている現実です。
経営の主体は寺院など宗教法人ですが、霊園の営業販売や管理運営は民間企業が行うので当然ですが倒産などのリスクは高くなってしまいます。
倒産をすると、かなり面倒なことになります。
2.破産したらどうなってしまうのか?
破産すると遺骨が返される
霊園が破綻してしまった場合、新たな法人が管理して経営するか、もしくは遺族に遺骨等を返すことになります。
遺族としては『今さら、遺骨を返されても・・・』という感じだと思います・・・
しかし、残念ですがどうする事も出来ません。
『倒産をするような霊園を選んでしまった自分が悪い・・・』と諦めている方のほうが多いようです。
霊園や寺院がが破綻した場合、お墓探しからやり直す事になってしまいます・・・
では霊園などを運営しているのは、どんな人々でしょうか?
1.地方自治体 2.宗教法人 3.公益財団法人 |
などがあります。
広大な敷地の霊園や、駅から近い納骨堂などは運営や管理に莫大な初期費用が必要です。
その場合、やはり破産のリスクも上がってしまうのではないでしょうか。
見た目は豪華で良いのですが、中身が伴っていない・・・
なんて事はよくある話です。
破綻は止まらない
倒産した霊園の中には、10年以上清算できていない霊園などもあります。
もう何年も【納骨堂後期募集】との広告を出している宗教法人もあります。
何年募集するのか見守ってみたいと思います。
それほど、前期後期などと分けて人気なように煽っているのです。
実際には思うように募集が集まらず、試行錯誤しているワケです。
霊園が破綻してしまうと、利用している人や家族に負担金が発生するリスクもあるので、契約書はきちんと見るようにしましょう。
「予期せぬ問題が降り掛かかり精神的にも困惑する・・・」 「仕事どころではない・・・」 |
という声も聞こえます。
霊園選びとは、それほど重要な事なのです!!!
『家から近いから…』『豪華な造りで見栄えも良いし…』
そんな事で選んでは、痛い目に合うかもしれませんよ…
3.倒産する確率が低い霊園とは?
公営霊園は安全なのか?
一般的に倒産リスクが低いのは、自治体が許可をして運営している「公営霊園」だと言われています。
ムダに目を引くような豪華な造りはありません。
東京では、「多摩霊園」「小平霊園」「青山霊園」など、数は少ないですがかなり人気となっています。
公営だけあり、健全で安全に運営をしているところが多いと感じます。
しかし、注意しなければいけないのが【市の財政】です。
運営に税金が使われている場合、夕張市のように破綻してしまうと大変なことになります。
きちんと調べる事が大事!
いきなり霊園ができた!
都心部から少し郊外に出ると、「霊園墓地」などが新しく造られているのを見かけます。
高速道路の近くに「いきなり霊園ができた!」なんて事も増えているようです。
高速道路沿いだと、車で霊園まで行きやすいことが大きなメリットでしょう。
墓地のイメージではなく、「キレイな公園」のような霊園も多くなってきています。
購入されるときは、どのような法人が運営や管理をしているか調べてみる事をおすすめします。
実際に反社会勢力との繋がり、脱税の疑いで逮捕された納骨堂もあります。
いわゆる名義貸しです!
民間企業が運営している
気をつけてください
納骨堂などの経営には宗教法人が携わっているように見えますが、実際に運営しているのは「第三者の民間企業」という事が多いようです。
霊園と癒着のある石材店などが管理している場合も多いです。
その為、霊園などを見学に行った際に案内などをしてくれるのは高確率で管理会社の社員になります。
いわゆる死後ビジネスです。
一生なくならないビジネスだからです。
その他にもパチンコ店が素性を隠して納骨堂の販売をしていたとか…
素性を隠す理由とは何でしょうか…?
後ろめたい気持ちがあるから…ではないでしょうか?
そんなパチンコ店も、全国で倒産や規模の縮小が大きく取り上げられています。
「死後ビジネス」には色んな業者が参入しています!
必ず管理会社の素性を確認することが大切ではないでしょか。
管理会社の調べ方については・・・
次回にします…
悪徳業者の名義貸し死後ビジネス… |
永遠になくなることはないでしょうね…
いずれにしろ、霊園が破綻しても、お墓や骨壺が勝手に動かされることはありません。
しかし、納骨先を選ぶ場合は立地条件や見た目に騙されずに、慎重に決めるようにしてください。
破綻した霊園や納骨堂に納めていた遺骨は、自分で取りにいかないと無縁仏として処理されてしまうそうです。
「永代供養だから安心!」と思ってはいけません。
永代供養は永遠との意味ではありません。宗教法人ですら破産する時代になりました。
家族や先祖の遺骨について、よく考えてみては如何でしょうか…
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