合祀墓ってどんなお墓
合祀墓(ごうしぼ)とは何か?
近年、利用者が増加している合祀墓。
亡くなった方の遺骨を埋葬する方法に、合祀(ごうし)または合葬(がっそう)することを、一般的に合祀墓と呼びます。
合祀とは「合わせて祀る(まつる)」という意味で、合葬は「合わせて埋葬する」という意味の言葉になります。
どちらも骨壺から焼骨を取り出し、他人の遺骨と一緒にする埋葬方法のことを指します。
色々な呼び方がありますが合葬墓(がっそうぼ)合同墓(ごうどうぼ)といった呼ばれる事が多いでしょう。
価値観や時代の変化から、従来の一般的な墓とは異なる合祀墓を選ぶ方も増えているようです。
合祀墓の問題点とは?
複数人の遺骨と一緒になる!!!
合祀墓(ごうしぼ)は一つのお墓の中に、血縁関係のない複数の人の遺骨と一緒に埋葬する事になります。
そのため、後から「故人」ひとりだけの遺骨を取り出すことはできません。
血縁関係のない赤の他人と混ざってしまうわけです。
「納骨堂」や「樹木葬」などでも何年や何回忌と決められた期間を過ぎると、合祀墓(ごうしぼ)に埋葬される事も多いようです。
合祀墓は管理が必要なく、永代供養の一種なのでお寺や霊園が管理をします。
お墓にはいらない方や、家族に負担をかけたくない方などが合祀を希望されるそうです。
合祀墓の価格は?
なんだか、色々とかかります!
価格は立地によって違います。有名なお寺などは強気の値段設定になっていることもあるようです。
東京と近県に合祀墓があった場合、まずは都心の東京のお墓の方が金額が高くなる傾向にあるようです。
それはさておき、まずは共通として「永代供養料」がかかってきます。
永代供養料金も場所によって様々です。数万円から数十万円と幅があります。
その他にも、石板に名前を刻むのにも別料金が掛かってきます。
寺院の合祀墓(ごうしぼ)の場合、お寺の宗派の「檀信徒」にならなければいけない・・・という場合もあります。
その場合、「戒名(かいみょう)」を授与してもらうことになります。
戒名の種類にもよりますが、10万円から100万円ほどは掛かかるようです。
格式高い寺院や規模により数万円から100万円以上のお金がかかります。
予算にあった、合祀墓の選択が求められます。
合祀墓は「他人の遺骨と一緒に埋葬されて気にならない・・・」
という方にはいいのかもしれません。
なぜ合祀墓に納めるのか?
「ウチの家系は先祖代々、合祀墓です!」
と言う方は少ないのではないでしょうか?
いわゆる一般的なお墓ではなく合祀墓に遺骨を納めるのには、少なからず理由があるようです。
「お墓の承継者がいない。」「お墓を建てる費用の工面ができない。」「お墓のことで子どもに負担をかけたくない。」「お墓に頻繁にいく事ができない・・・」 |
など、人によって理由は様々あります。
承継者の関係やお金の面で合祀墓(ごうしぼ)を選んでいる方が多いことは事実です。
『供養しなければ…』
との先入観から取り合えず合祀墓に遺骨を納めている方も多いのではないでしょうか!
まとめ
結局は、お墓を購入したり納骨堂や樹木葬に埋葬しても、お墓を維持していく身内がいなくなったら終わりです。
金銭的な問題や継続者不在になった場合、最終的には赤の他人の遺骨と一緒に合祀されてしまいます…
昔からお墓とは「先祖代々、受け継がれていくもの!」だと思われていました。
しかし、その考え方も変化し「何の縁も所縁もない他人の遺骨と一緒に埋葬」するというお墓まで出ています。
本当にそこまでして、他人の遺骨を一緒になってまで、供養されたいのでしょうか?
故人を想い、偲ぶ気持ちの方が大切だ・・・とは考えられないのでしょうか…
何十万何百万のお金を払ってまでの供養…死んでからもお金が掛かる…
なにか腑に落ちないのは私だけでしょうか…
たぶん私だけではないはず…
それはともかく、合祀墓の中が遺骨でいっぱいになったら?
その遺骨は最終的にどうなってしまうのでしょうか?
そこまで考えてみては如何でしょうか?
調べれば調べるほど…
そこには不思議な大人の事情があるようです・・・
関連記事:遺骨の最期をご存知でしょうか?
【人気記事一覧 01】
|
【人気記事一覧 02】
|
散骨でお困り、お悩みがありましたら、いますぐ下記までご相談くださいませ。
旦那のお墓は・・・女性のお墓に対する考え
今までの檀家制度は先祖のお墓に入る・・・これが当たり前でした。結婚した女性は、夫側のお墓に入る。 今まで当たり前だった、そんなお墓の習慣を疑問に思う女性が増えている事をご存知ですか?
人それぞれの終活があります。
「縁起でもない」と遠ざけている高齢者も。
終活は人生最後の礼儀でもあるのです。
LGBTに関する終活とお墓の課題
お墓はどうしたら良いのか?
遺骨の引き取りてがいない…
遺骨は最後にどうなる?
遺骨の最後の最後を知っていますか?
「遺骨の最後」についてが衝撃でした
散骨とは何か?
都市部で増えている墓じまい
それと同時増えているのが実は散骨
墓じまいの費用やトラブル
墓じまいの費用相場・手続きの流れ
トラブル事例をご紹介します
散骨する時期はいつが良いのか?
墓じまいをするとき、引越し、気持ちの整理がついたとき
散骨をするタイミングは人それぞれです
お墓を文化として守る
お墓の歴史は、本当は長くない?
気持ちと裏腹に、墓離れが進むワケとは
お墓は放置して良いのか?
墓じまいとは何?
トラブルにならない為には?
お墓を子々孫々まで受け継いでいく意味とは?
お墓をついでいく・・・当たり前の事ですか?
今、墓じまいをしている家庭が増えています。
散骨できる場所とできない場所とは?
海や山に勝手に散骨をしていいのか?ダメなのか?
散骨のよくある疑問が分かります
散骨でお困り、お悩みがありましたら、いますぐ下記までご相談くださいませ。
散骨の一凛では遺骨の激安・格安の処分、他社よりも、どこよりも安い遺骨処分、海洋散骨をしております。