散骨は業者に頼まなくて良いのか?
散骨は自分で出来るのか?
今の日本において散骨(さんこつ)という行為を「違法」とする法律はありません。散骨を家族や個人ですることも無理ではありませんが「何から始めれば…」とわからない事も多いはずです。
現在は、遺灰を撒くのを規制する、直接的な法律はありません。行政の見解では「節度を持った自然葬であれば良い」とされています。
その為、散骨は専門の業者に依頼するのが一般的です。
しかし『やっぱり自分で散骨をしたい…』という方も、多いのではないでしょうか?
では、自分達で「散骨」することは本当に可能なのでしょうか?
まずは結論から、答えは「可能」「大丈夫」です。
自分達で散骨をする事はできます。
しかし自分達で散骨をしようとすると、多くの労力と時間を費やすことになると思います...
そして、二つの問題があると考えられます。
ここでは日本海洋散骨協会が定めているガイドラインに沿って、個人が海に散骨をしたと仮定して話を進めていきます。
遺骨をどうやって粉骨するのか?
遺骨は小さくする必要がある
散骨をする場合、遺骨は2mm以下のパウダー状にすることが一般的です。骨を小さい粉にするわけです。
火葬された遺骨は、残念ながら海にまけるようなパウダー状にはなっていません...
骨壺には入るのですが、様々なサイズの遺骨が納められています。
一般的に火葬する際、火力を調節して遺骨が残るようにしているからです。
それなりの大きさ重さがあり、遺骨の形を残しています。
海に散骨をする場合、遺骨の形を残したままだと散骨ができないのです。
小さく「粉骨」をするのには理由があります。
それは、周り人に配慮するためです。
第三者が見たときに、遺骨だとわからないようしなければなりません。
散骨業者は「専門の機材」などがあるので、遺骨をパウダー状にすることができます。
しかし、一般の方が遺骨をパウダー状にするのは、かなり難しいのが現状です。
ハンマーで砕く? 家庭用ミキサーを使う? |
どれも不可能ではありませんが、時間も労力もかなりかかります。
さらに、故人の遺骨を砕くのは、精神的につらい作業になる可能性があります。
出来るけれど、あまりおすすめできる方法ではありません・・・
遺骨をパウダーにする事だけでも専門業者に依頼した方が良いのでは…と思います。
どこで散骨するのか?
2つ目の問題点は「船」です。
他人の土地に遺骨を撒く事は、トラブルの原因になってしまいます。
日本の土地には必ず、国や企業や個人での持ち主がいます。
誰も住んでいないから・・・という理由で自然にかえすのもダメです。
勝手に埋めたり埋葬することも、法律で禁止されています。
勝手に捨てる事ができない遺骨を処分することができないからこそ、お墓ビジネスが成り立っているとも言えます。
クルーザーなどを所有している方ならば問題ないですが、いくら海が好きでも船を個人で所有している人は少ないのではないでしょうか?
船をチャーターするにもお金が掛かります。
厳密に言えばフェリーからの散骨は禁止されています。
その為、トラブルにならない沖合いで散骨するには、クルーザーなどをチャーターしたりして時間とお金がかかってきます。
散骨では、船を使う関係で問題があります。
それが「天気」です。
天候が悪いと高波などの影響で、出航できないことがあります。
その他にも遺骨に
有害な六価クロムが含まれている・・・ 骨壺に水が溜まっている・・・・ 乾燥させるにはどうしたら良いのか・・・ 海ならどこに散骨しても良いのか? 残った骨壺などの処分方法は? 役所などに届出をしないで本当に大丈夫なの? |
などなど・・・
そう考えると個人での海洋散骨はできますが、やはり専門の散骨業者に依頼した方が良いのでは・・・という結論になります。
適切な準備を行った上で散骨を行わないと、トラブルの原因になってしまうだけでなく法律や条例に抵触してしまう事にもなるからです。
そんな散骨ですが、大切な方と最後に触れ合う機会だからこそ自分達で送りたいとの思いもわかります。
しかし大切な事なので、まずは専門業者に相談する事から始めてみませんか?
遺骨をパウダーにする専門業者もありますし、予算に応じた海洋散骨を提案してくれる業者など、あなたに合った散骨業者を見つけてみて下さい。
関連記事:あなたに合った散骨業者の選び方
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