死んだら「海に散骨してほしい」は無責任?
供養方法も変わりを見せ、一般的な石のお墓を希望する方は半数を切ったと言われています。
樹木葬や近代的な納骨堂も人気で、海洋散骨も注目を集めています。
そんな海洋散骨ですが、故人が望んでいても残された家族が困ってしまうことをご存じでしょうか?
「死んだら散骨してほしい…」そんな願いに、残された家族の負担について今回は考えていきましょう。
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1.簡単ではない海洋散骨?
まず海洋散骨にはルールがある事をご存じでしょうか?
むやみやたらに遺骨を海に撒いては行けない事になっています。
遺骨は粉末状にして、沖合に撒くことがルールとなっているのです。
その為、海に散骨するには遺骨をパウダー状にして船舶を使用して海の沖合に出る必要があります。
簡単に「散骨してくれ…」と言い残しても、その負担は残された家族に重くのしかかって来るのです。
2. 散骨は専門業者の依頼が必要?
海洋散骨を行うには、専門業者に依頼することが一般的です。
遺骨をパウダー状にして、海に散骨できる準備をしてくれます。
その後は、船に乗船して家族が散骨したり、専門業者に託して散骨してもらうなど、その用途に合わせて準備をしてくれます。
故人がどの様な散骨を望んでいたかによって散骨業者を決めると良いでしょう。
しかし散骨業者も多いので、豪華なホームページや安価な金額だけで決めるにはリスクがありますので注意が必要なようです。
3. 「散骨してほしい…」は無責任?
「散骨してほしい…が最後の遺言だったので…」「でも、どうして良いのかわからなくて困っています…」
これは非常に多い相談になります。
故人が散骨を希望していたが、どうして良いかわからないでは残された家族の負担は増えるばかりです。
自分が死後に海洋散骨を希望するのであれば、何処の海に散骨して欲しいのかは明確にしておく必要があります。
生前に家族をちゃんと話し合い、何処の海に散骨して欲しいのか決めておくと良いでしょう。
4. 散骨に遺言書は必要ない?
散骨を希望するなら、「遺言書やエンディングノートに記載しましょう。」このような事を見たり聞いたりしたことはないでしょうか。
結論から言いますと、「書いても良いが必ずしも必要ではない!」となります。
生前に家族で話し合い、死後は散骨と決めていれば遺言書など大がかりな事は必要ないのです。
しかし身近な家族だけで認識していると、散骨後に遠い親戚などからクレームなどがあるかもしれませんのでその対策は必要となります。
近親者だけではなく、遠い親戚にも散骨の意思を伝えておくことは重要なポイントです。
また遺言書には、散骨の希望を書いたとしてもその効力はないので、そのことも覚えておきましょう。
5. 散骨する前にやっておくことは?
散骨を希望する方が生前にやっておくことは何でしょうか?
■ 散骨の意思を家族や親族に伝えておく!
■ 散骨する場所を決めておく!
■ 散骨業者を決めておく!
■ 必要ならば生前に散骨業者に問い合わせる!
上記は死後に散骨を希望するのであれば、最低限やっておくことではないでしょうか。
「散骨してほしい…」だけでは、残された家族に迷惑を掛ける事もあります。
意思だけではなく、その準備も必要となるのです。
6. まとめ
海洋散骨は今後も需要が高まると予想されています。
本人が散骨を望んでいるのであれば、その準備は重要なことなのです。
「死んだら散骨してほしい…」だけでは、残された家族は困惑してしまいます。
最低でも「何処に散骨して欲しいのか!」そのことは家族に話しておきましょう。
できる事なら、生前に散骨業者を決めておくことも良いのかもしれませんね。
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