自分達で散骨する方法とは?
自分達で海に散骨は出来るのか?
最近では、家とお墓の距離が離れていて管理ができない事から、お墓を建てずに「散骨」を選ぶ方も増えているようです。
そんな散骨ですが、専門業者に頼まないで自分達で散骨することは可能なのでしょうか?
結論から言うと、散骨は「自分でもする事ができます!」
しかし、無理ではないのですが…
遺骨をお墓から取り出したり、船に乗って最後まで散骨をするのは、少しハードルが高いかもしれません。
個人で散骨をする場合は、もちろんですがメリットとデメリットがあります。
今回は、散骨を自分で行う場合のメリットとデメリットについてご紹介したいと思います。
自分で散骨するメリットとは?
費用が抑えられる!
粉骨や散骨を自分でやれば、お金はかかりません。
費用を抑えとても経済的に海に散骨することが出来ます。自分の土地に骨をまきたいと思う人もいるかもしれませんが、法律的にも倫理的にもトラブルになる事があるので専門家に相談しましょう。
自分たちで散骨をすれば「費用が抑えられる」これが最大のメリットと言えます。
自分達も船に乗り散骨を業者に依頼をすると、粉骨や船の出航準備などで最低でも15万円ほどの費用がかかります。
自分たちで散骨すればその費用は抑えられます。
しかし、注意が必要です。
遺骨を「粉骨(ふんこつ)」しないで海や山にまいた場合、法律上の問題が出てくる可能性があります。
勝手に他人の土地にまいて、問題になっているケースもあります。
第三者が遺骨を見たときに、それが散骨されたものなのか捨てられたものなのか判断が出来ないからです。
海外では、某有名テーマパークの敷地内に散骨をして問題になっていたりします。
自分勝手に散骨をしてしまうと、やはり法律上の問題が起こる可能性があるのです。
さらに、どうやって「粉骨」するかの問題です。
粉骨をするには特殊な機械が必要ですが、これを用意する必要があります。
乳鉢でもできますが、時間がかかりすぎるのであまりおすすめは出来ません。
自分で散骨するデメリットとは?
粉骨には機械が必要?
遺骨を砕いてパウダー状にする場合、特殊な器具・装置を使用することが一般的です。
これを個人で買って使うこともできますが、一つの遺骨を粉骨する為だけに機材を買う・・・
と言うのは、少し効率が悪い気がします。
遺骨をパウダーにする機材をレンタルしている業者や、住宅で粉骨をしてくれる業者もありますので必要ならば調べてみると良いでしょう。
自分達で遺骨を小さくするのに、ハンマーなどを使い遺骨をパウダーにすることも出来ますが、時間がかなり掛かります。
何より故人の遺骨を叩いて砕く...というのは『精神的にも辛いことではないか?』と思います。
お墓から取り出した「骨壺」は、長い年月お墓の中で放置されていたので、湿気や結露により水が溜まっている可能性があります。
可能性というよりも、ほとんどの場合は骨壷の中に水が溜まっています。
実は、ずっしり重いのは結露により溜まった水の重さでもあるのです。
この事はあまり知られていません・・・
20年や30年お墓の中に納めていた骨壺には、結露などの影響で水が溜まってしまうのです。
「下の方にちょっとぐらいの水が…」
と想像していませんか?
骨壺半分が水に浸かっていることも、珍しい事ではありません。
その水分は遺骨が吸収しています。
その為、遺骨は湿っているので乾燥させないと遺骨をパウダー状にすることは難しいでしょう!
ベランダなどで天日干しするわけにも、いかないかと思われます。
さらに、海にまくには水溶性の袋にいれることが一般的です。
そのまま遺骨を撒く場合、風でパウダー状の遺骨が舞い上がることがあるため、水に溶ける水溶性の袋に入れ海に流すのです。
この水溶性の袋はインターネットなどで販売はされています。
しかし、個人で買ったり作るにも合理的ではありません。
さらに海に遺骨をまく場合、船を借りて散骨できるある程度の沖合いまで行く必要があります・・・
フェリーなどから勝手に遺骨を撒く事も、厳密に言えば禁止されています。
浜辺や防波堤などからの散骨は、トラブルの原因になりかねませんのでおススメはしていません。
陸地に散骨するにも、土地の所有者に許可を取らなくてはなりません。
国や第三者が所有する土地に、勝手に散骨してはトラブルの原因になってしまいます。
これを考えると、散骨を自分で粉骨してまくメリットはあまりない・・・と言えるのではないでしょうか?
しかし家族の手で粉骨から散骨までをやったのであれば、故人を自然に還した達成感は図り切れないものではないでしょうか。
まとめ
自分で散骨をする場合、安いというメリットがありますが、機械をそろえたり自分で船を用意したり・・・と手間がかかります。
また、家族と相談して全員が納得してからの散骨でないと、後々トラブルになってしまいます。
特に三親等内の親族には、必ず散骨の意向を確認しましょう。
合理的に考えても、自分で散骨をするより散骨業者に頼むほうが手間はかかりません。
どうしても
「故人の遺骨は家族の手で!」 |
とお考えの方はご相談下さい。
粉骨だけでも丁寧にやってくれる専門業者もあります。
当オフィスでは粉骨作業を、ご家族の手で安心して行えるように立ち合い粉骨が可能です。
まだまだ情報の少ない散骨ですが、次世代にお墓の負担を残さない供養方法です。
自分たちの手で散骨するのであれば、まずは専門業者に相談することから始めてみませんか?
関連記事:樹木葬も色々あるようですね
【人気記事一覧 01】
|
【人気記事一覧 02】
|
散骨でお困り、お悩みがありましたら、いますぐ下記までご相談くださいませ。
旦那のお墓は・・・女性のお墓に対する考え
今までの檀家制度は先祖のお墓に入る・・・これが当たり前でした。結婚した女性は、夫側のお墓に入る。 今まで当たり前だった、そんなお墓の習慣を疑問に思う女性が増えている事をご存知ですか?
お墓の新しい選択肢として人気の「樹木葬」
自然回帰のイメージとは異なる、多様な「樹木葬」が増えている?
今回は、そんな知られざる自然葬の実態に迫ります!
家族に頼らず、おひとり様で人生を完結する時代へ!
不安を安心に変える「終活」の始め方をやさしく解説。
今から始められる5つの準備で、心穏やかな未来をご提案!
いざという時に困らない!キリスト教のお葬式!
カトリックとプロテスタントの違いとは?
香典、服装、参列マナーまでを分かりやすく徹底解説!
墓石を処分した後の意外な行き先をご存知ですか?
墓じまいが増える中、故人への新しい供養の形が注目されています。
あなたの供養の選択肢を広げるヒントがここにあります。
大切な人を亡くした悲しみ、子供にどう伝える?
「海にいるよ」その言葉の先に、新しいつながりを見つけよう。
後悔しない供養と、親子の心の育みをサポートします。
最近よく聞く「海洋散骨」って、実際どうなの?
「後悔しない供養」のために知っておくべき真実を解説。
あなたにぴったりの自然葬を見つけるヒントがここに!
推し活グッズ、SNSアカウント…故人の愛した世界をどうしますか?
「あの人らしいね」と言われる、現代に寄り添う供養の形。
趣味や推しを尊重して、悔いなく見送るヒントを紹介します。
スマホやSNS、中の情報は死後どうなる?
遺族が直面するデジタル遺品問題を掘り下げる!
後悔しないための生前にできる対処法を徹底解説!
遺骨からダイヤが作れるって本当?
手元供養のひとつとして、遺骨をダイヤにする方法がある!
故人への想いを形にする、新しい供養を徹底解説!
「お墓はいらないかも…」そんな悩みがありませんか?
お墓は本当に必要なのか、その常識が今、大きく変わる!
次世代に「負の遺産」を残さないために今できること!
散骨でお困り、お悩みがありましたら、いますぐ下記までご相談くださいませ。
散骨の一凛では遺骨の激安・格安の処分、他社よりも、どこよりも安い遺骨処分、海洋散骨をしております。