墓じまいと墓離れの違いとは?
墓じまいと墓離れは違います!
「墓じまい」とは、現在ある「お墓をやめて」あたらしく納骨堂、樹木葬などに遺骨を「うつす事」です。
最近、話題に上がっている「手元供養」や「散骨」も、墓じまいの手段の一つです。今回はそんなお墓のいまについて解説をしていきます。
--目次-- |
1.墓じまいの理由とは?
お墓を持たない時代に
都会で働く人が増え、お墓と家の距離が遠くなってしまった現代。都市部に住む人を中心に、「墓離れ」や「墓じまい」が加速している事をご存知でしょうか?
都市部では、多くのご家庭で『お墓を持たない』「お墓をやめる」「お墓を考え直す」という選択が増えているのです。
墓じまいの理由としては
・お墓を継ぐ人がいない・お墓が遠方にある・高齢になり、お墓参りに行けない・夫婦それぞれ、実家のお墓を守るのが大変 |
と、理由は家庭によって様々あるようです。
地方から出てきて、都会で働く人が増え、お墓と住んでいる場所の距離が離れてしまい、お墓参りに、行けなくなってきた...お墓に行く時間がない...
というのが、主な原因のひとつだと言われています。
お墓にかかわる業者などは
・墓じまいは悪い事だ |
自分達の既得権益を守りたいので、かなり意味不明で「謎な事を言っています」…
賢い皆様は、絶対に気にしては行けません。
時代の変化についていけない、老人達のヘイトスピーチに付き合う必要はありません。
業者の話は、まともに聞いてはいけません
批判している人の話を、よくよく聞いたら、宗教ビジネス団体や「墓石関係者」が大声でしゃべっているだけ・・・であったりします。
つまり、お墓がなくなると、商売の利益が減ってしまうので、言っているだけです。
ポジショントークというやつでしょうか?
ご存じの通り、この国は大声を出す人の意見が通ってしまう事も...
しかし逆の意味で、今の日本人は他人の意見に左右されなくなり、お墓に対する意識も変わってきたのかもしれません。
これは、非常に良い事だと思います!!
2.墓じまいは本当に増加しているのか?
なぜ、日本で「墓じまい」や「墓離れ」が増加しているのでしょうか?
2007年には全国の改葬数は約74,000件で2016年には約97500件の改葬が行われています。
改葬とは、遺骨を違う場所に移動する事を言います。
データの数字だけを見ると、確かに墓じまいは増えていると言えます。
新たにお墓を購入するために墓じまいをすることもあります。
地方から都心に移り住み、新たに購入したお墓に引っ越すこともあるでしょう。
また都心部では駅の近くに、納骨堂なども多く存在します。
その為、墓石の墓より屋内の「納骨堂」などに遺骨を移すことも珍しくはないのです。
海洋散骨をふくむ葬送の変化、時代の変化が、墓じまいを加速させている事は確かなようです!
しかし『お墓がなくなる。』といった極端な話ではないのです。
「墓離れ」はどうでしょう
ここで言う墓離れとは、本来の日本人の考えであった
「遺骨は墓に納める!」 |
といった考えを変え『墓石に入らず自分らしいセレモニーを選ぶ』ことを言います。
最初から墓に入らないことを選んだ方々のことです。
都心には「ビル型納骨堂」が増え、郊外にも「樹木葬募集」の看板なども良く見かけるようになりました。
本来の墓石にとらわれない、葬送の需要が増えていると言えます。
しかし実態はどうでしょうか。
ビル型納骨堂にしろ樹木葬にしろ、石盤を多く用います。
やはりまだお墓として石を使わなければと認知されているからなのでしょう。
墓石のない海洋散骨は?
では形に残さない海洋散骨はどうでしょうか。
海洋散骨の場合、お墓参りという概念があまりないかもしれません。
「故人に逢いに」海に行く。 海をみて故人を思い出す。 |
と考える方が、正解ではないでしょうか。
全ての海がお墓になる
海洋散骨は、海全体をお墓と考えることもできます。
全ての海はつながっています。
墓石や石盤として形に残さないので、お墓参りという概念も強くありません。
人が死んだら高額なお金を払い、お墓を建て祀る事自体が少しおかしいはずです。
死んでまで、わざわざ残された家族に迷惑をかけるべきではありません。
お墓を作ったら管理するコストもかかります。
「本当に意味があるのか?お墓じゃなければいけないのか?」 |
明確に答えを持っている人は少ないはずです。
親がやっていたから・・・「ふつう」お墓でしょ? |
いいでしょうか?普通とは何でしょうか?
「普通やっているから!」「みんながやっているから!」それで良いのでしょうか?
あなたの考えで『必要か?いらないか?』を決めるべきなのです。
どのくらい人が散骨をしているの?
残念ながら日本全国の海洋散骨数を調べることは不可能なのです。
散骨の協会や団体はありますが、全ての数を調べることには無理があります。
全く協会や団体に加盟していない散骨業者も多くありますし、家族の手で自ら海洋散骨をされる方もいるからです。
しかし推定では年間死亡者数の1%の方が海洋散骨をされているようです。
少ないと思われますか?
年間死亡者は約130万人です。 |
その1%では13,000人です。
そう考えると毎日どこかで約35人の故人の遺骨が散骨されていることになります。
これはあくまでも年間死亡者に関する散骨の推定数です。
墓じまいをして散骨される方や、何らかの事情により自宅に保管していた骨壺を散骨される方の数は含まれてはいません。
話がそれましたが、今後は散骨を希望される方が増えるのではないかと思われます。
では実際に、当社で依頼や相談があった件数などを基にお墓に入らない墓離れが多いのか検証してみたいと思います。
当社に散骨の依頼や相談をされる方で多いのは入るお墓がない、お墓を買うつもりがない方がほとんどです。
本来、当社ではなぜ散骨を希望するのか?についてを、ご依頼の方からは絶対に聞きません。
散骨をご希望される方は、様々な諸事情があるかと思います。
第三者である私共が興味本位で知る必要はないと考えています。
だからこそ、今後とも当社からなぜご依頼や相談をするのか問うことはございません。
しかしながらご依頼やご相談の内容を聞いておりますと、お墓に対する執着心が薄い、又はないに等しいように思われます。
・お墓の必要性を感じない。 ・宗教的概念がない。 ・人は死んだら自然に還るべき。 |
など、様々な考え方から海洋散骨を選ばれる方が、増えているのを当社では日々感じられます。
人は死んだらお墓に入るという概念は薄れ、自由な葬送を選べる時代になって来ています。
お墓に入らないと言う事について皆さんは考えたことはありすか?
墓じまいをして納骨先で迷ったら、ぜひ一凛までご相談くださいませ。
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