ビル型納骨堂とは?
最近増えている、ビル型納骨堂とは?
納骨堂(のうこつどう)と聞いて、「見学してみたい!」「購入を検討している!」という方が増えているそうです。
昭和から平成、令和と時代が大きく変わりました。
日本の人口の約1/3が・東京・神奈川・千葉・埼玉に集中しており、今後は首都圏の死亡者数は増えると予想されています。
その一方で、地方や田舎に仕事が少なくなったこの時代、都会の大学に行き都会で結婚して地元には戻らない・・・という若者が増え、地方の人口減少化が問題視されることもあります。
地方はすごいスピードで人口が減っていて、毎年80万人近く人口が減少しています。
これは一つの市が、丸ごと消えるくらいのスピードです。人口減少に転じている今、お墓に対する考え方も大きく変化しています。
都市部に住んでいると、地方にある田舎のお墓まで行くには時間と労力とお金がかかってしまうのです…
お墓参りも一苦労?
お墓参りだけのために、わざわざ地元に帰るのはとても大変です・・・
本当は「あ~お墓参りに行かなきゃ…」と思っている人が大多数ではないでしょうか??
そんなコスパやタイパを考える人が増えた時代に、都市部で注目されているのが「ビル型納骨堂」です。
納骨堂(のうこつどう)とは骨壺に入れた「遺骨(いこつ)」を安置しておく建物のことです。
最近では、都心部に増えつつあります。
「納骨殿」や「霊堂」などと呼ばれる事もあるようで、名前に定義があるようでないようです。
東京には現在400以上の納骨堂があり、その数は年々増加しているそうです。
納骨堂にも種類がありロッカー式 棚式 仏壇式 など数種類の遺骨の納め方があります。
ロッカーにもグレードがあり、最上級の物になると、装飾などが豪華になります。
ロッカーのサイズも細かく違い、骨壺の大きさや毎月払う金額によって利用できる場所なども違うようです。
ロッカーだけでなく、ロッカーの一角をこのようにすることもできます。
お線香やろうそくなども、LEDライトで光るようになっていたりします。
葬儀業界も時代の流れには逆らえないようです。
一般的なお墓は【一戸建てタイプ】のようなもので、納骨堂は【マンションタイプ】と考えると分かりやすいかもしれません。
種類もたくさんあり、女性向けのデザインもあります。
そんな納骨堂ですが近年、注目されている納骨堂としてビル型納骨堂があります。
都心の主要駅近くにあることも多く、交通アクセスの良さから人気を集めているのがビル型納骨堂です。
宗教的要素はありますが近代的な造りで、専用のICカードをかざして専用の特別室で参拝できます。
ICカードがあれば簡単に参拝でき宗旨宗派は関係りません。宗派を問わない事もあるビル型納骨堂も多いことも人気のひとつなのかもしれません。
一般的にはビルの地下や裏に納骨されている場合が多く、ICカードで専用の特別室までエスカレーター式にご遺骨が運ばれてきます。
参拝する特別室は他のご家族との共有スペースになるため、お供え物などを置いて帰ることができないなどの決まりもあります。
その他にも室内のため、火を使い線香を焚くことができないなど、今までの参拝イメージとは多少違いはあるようです。
交通アクセスの良さや天候に左右されないなどの理由から、都心部を中心に人気は高まっているのもわかる気がしますね。
しかし一方で、お盆やお彼岸の時期には人が多く訪れることから、混雑してお参りの時間を制限されることもあるようです。
料金はいくらなのか?
50万~100万
ビル型納骨堂の場合、価格は個人用で50万円 家族用で100万円 くらいが相場のようです。
初期費用がかかる納骨堂もあります。
初期費用の相場は、収骨できる人数や、参拝スペースのグレードによって変動します。
なかには200万円を超える納骨堂も…
費用の中には、「永代供養」 「銘板」「文字の彫刻」 「遺骨収蔵厨子」 「ICカード」 「法名」などが含まれています。
法名など、必要なのか?と思いますが、そこは、普通のお墓のようなシステムをとっているようです。
ICカードよりも、「スマホで施錠できた方が楽では?」と思いますがこれも時代の変化でしょうか?
「ICカードを使ったお参り」「自動で運ばれてくるご遺骨」なんともシュールです。
ビル型納骨堂の注意点とは?
ビルは老朽化していく
しかし、このビル型納骨堂ですが最近になって問題点を指摘する声もちらほら耳にするようになりました。
先々のビルの老朽化や管理会社の倒産や破綻など、様々な問題点を指摘する声を耳にします。
実際に莫大な予算を費やし、規模の大きなビル型納骨堂を建設したは良いが、思うように募集が集まらず経営が傾いた宗教法人もあります。
納骨堂を含む墓地や霊園などは、宗教法人が運営してるように思われがちですが、実際には管理会社などの一般企業が運営していることが多いのです。
いわゆる【名義貸し】です!!!
その管理会社は一般企業なので、当たり前ですが利益を出さなければいけません。
利益が出なければ撤退や倒産のリスクは高くなります。
実際に北海道の納骨堂が破綻し、一方的に遺骨を返すといったトラブルも発生しています。
これはビル型納骨堂だけの問題ではなく、お墓を管理する全ての管理者にある問題なのです。
まとめ
ビル型納骨堂はいかがでしたか?
お墓は「土地」が必要になります。
都心など人工が集中している場所では、お墓の金額も高くなる傾向にあります。
青山霊園などは、高額ではありますが人気で空きがありません。
余談ですが地方から都心部に生活居住を移し、ビジネスで成功した方などが青山霊園などの有名霊園を好むようです…
ビル型納骨堂は、都心に住む人が増えた現代のニーズに応えたものなのかもしれません。
しかし、耐久性や耐震性などの課題もあるようで取り分け遺骨を運んで来るエスカレーター式の機械は十年後、二十年後にどのような故障が出てくるかなど問題は絶えないようです。
老朽化に伴い改修費などを求められるケースも考えられます。
その際はどういった対応をしてくれるのか、事前に確認しておくことも大切です。
また実際に霊園や墓地が倒産したトラブルはここ数年で急増しています。その為、納骨堂を契約する際には、運営母体を調べる事が重要になってきます。
これからは、宗教観やお墓や遺骨の供養に対する考え方は、時代に合わせて変化していくのだと思いますが皆さんはどう思いますか?
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