ビル型納骨堂とは?費用・仕組み・注意点

自動搬送式のメリットと注意点を解説
ビル型納骨堂の仕組みや特徴、費用相場をわかりやすく解説します。
メリット・デメリットから契約前に確認したい注意点まで紹介します。
この記事はこんな方におすすめ
1.【基本】ビル型納骨堂とはどんな施設?

ビル型納骨堂とは、主に都市部の建物内に設けられた納骨堂を指す一般的な呼び方です。
屋外に墓石を建てる一般墓とは異なり、建物の中にご遺骨を収蔵し、屋内でお参りできることが大きな特徴です。
「ビル型納骨堂」は法律上の名称ではありません。
建物内に設けられた納骨堂や、自動搬送設備を備えた納骨堂などを表す際に使われています。
墓地、埋葬等に関する法律では、納骨堂を「他人の委託をうけて焼骨を収蔵するために、納骨堂として都道府県知事の許可を受けた施設」と定めています。
そのため、単に建物の中でご遺骨を保管している場所が、すべて法律上の納骨堂にあたるわけではありません。
ビル型納骨堂にもさまざまな形式があり、ロッカーのような収蔵スペースへ納めるタイプや、参拝室までご遺骨を運ぶ自動搬送式などがあります。
✔ 建物の中でご遺骨を収蔵する
✔ 屋内でお参りできる施設が多い
✔ 自動搬送式を採用する施設もある
✔ 利用方法や契約内容は施設ごとに異なる
「ビル型だから同じ仕組み」と考えるのではなく、どのようにご遺骨を収蔵し、どのような方法でお参りするのかを確認することが大切です。
次の章では、ビル型納骨堂でよく見られる自動搬送式の仕組みについて詳しく見ていきます。
2.【仕組み】自動搬送式はどう参拝する?

ビル型納骨堂でよく見られるのが、ご遺骨を収蔵庫から参拝スペースへ運ぶ「自動搬送式」です。
普段は建物内の専用スペースにご遺骨を収蔵し、お参りするときに機械で参拝スペースまで搬送します。
① 受付・認証
✔ 参拝カードなどを使って受付を行う
② ご遺骨を呼び出す
✔ 収蔵庫から参拝スペースへ自動搬送する
③ 参拝する
✔ 個別の参拝スペースで手を合わせる
④ 収蔵庫へ戻る
✔ 参拝後は再び専用スペースへ収蔵される
一般墓のように、それぞれの区画に墓石とご遺骨が置かれているわけではありません。
参拝スペースを共用し、必要なときにご遺骨を搬送することで、限られた建物内に多くのご遺骨を収蔵できる仕組みです。
すべてのビル型納骨堂が自動搬送式ではありません。
認証方法や参拝方法、収蔵される場所なども施設によって異なります。
また、屋内で参拝できるため、雨や風の影響を受けにくいことも特徴です。
一方で、お線香や生花、お供え物の持ち込みなどは、建物の防災や管理上の理由から制限されている場合があります。
設備の新しさだけで判断せず、実際にどのような形でお参りできるのかを見学時に確認しておくと安心です。
3.【利点】ビル型納骨堂が選ばれる理由

ビル型納骨堂のメリットは、屋内でお参りできることや、都市部では駅から近い施設を選べることです。
お墓参りを続けていく家族にとって、通いやすさや管理の負担は納骨先を選ぶ大切なポイントになります。
✔ 屋内なので天候の影響を受けにくい
✔ 駅から近い施設なら通いやすい
✔ 墓石の掃除や草取りが必要ない
✔ バリアフリー対応の施設もある
✔ 永代供養に対応する施設もある
一般墓では、墓石の掃除や敷地内の草取りなどを家族が行うことがあります。
ビル型納骨堂では建物や共用部分を管理者が維持するため、お墓を自分たちで管理する負担を減らせます。
また、雨の日や夏の暑い日でも屋内でお参りできるため、高齢になってからのお墓参りを考えて納骨堂を検討する方もいます。
ただし、「ビル型納骨堂なら承継者がいなくても大丈夫」とは限りません。
永代供養の有無や個別に収蔵される期間、契約者が亡くなった後の手続きなどは施設によって異なります。
通いやすさだけで決めるのではなく、将来誰がお参りするのか、管理を引き継ぐ人がいるのかまで考えて選ぶことが大切です。
4.【費用】契約前に確認したい料金内訳

ビル型納骨堂の費用は、立地や設備、納骨できる人数、契約内容によって大きく異なります。
特に自動搬送式は設備を備えているため、初期費用だけでなく年間管理費なども確認しておきましょう。
自動搬送式は数十万円台から100万円を超えるものまで、施設やプランによって幅があります。
ただし、実際の料金は施設やプランによって大きな差があります。
| 費用 | 確認する内容 |
|---|---|
| 初期費用 | 使用料や永代供養料など |
| 年間管理費 | 建物や設備の維持管理費など |
| 納骨費用 | 納骨時の手数料や法要費用など |
| 追加納骨 | 家族を追加する場合の費用など |
※料金の名称や含まれる内容は施設によって異なります。
注意したいのは、広告などに表示されている金額だけで総額を判断しないことです。
契約後に年間管理費が必要な施設もあり、納骨する人数が増えたときに追加費用が発生する場合もあります。
同じ納骨堂でも、納骨人数や個別に収蔵される期間によって料金が変わる場合があります。
金額だけで比較せず、契約終了後のご遺骨の扱いまで確認しましょう。
また、「永代供養料」が含まれていても、同じ参拝スペースや収蔵場所を永久に使用できるという意味とは限りません。
一定期間を過ぎると合祀墓へ移される契約もあるため、個別に収蔵される期間と、その後の供養方法を確認することが大切です。
契約前には初期費用だけを見るのではなく、将来必要になる費用を含めて総額を確認しておきましょう。
5.【注意】知っておきたいデメリット

ビル型納骨堂には通いやすさや管理のしやすさがある一方、屋内施設ならではの注意点もあります。
長く利用する場所だからこそ、現在の便利さだけでなく、将来の管理や参拝方法まで確認しておきましょう。
✔ 建物や設備は定期的な維持管理が必要
✔ 故障や点検で参拝できない場合がある
✔ お盆などは混雑する場合がある
✔ お供えや線香に制限がある場合もある
✔ 運営状況が将来の管理にも関係する
特に自動搬送式では、ご遺骨を運ぶ機械や認証システムなどを使用します。
設備の故障や定期点検、停電などによって、一時的に通常の方法で参拝できなくなる可能性があります。
また、参拝スペースを共用する施設では、お盆やお彼岸などに利用者が集中すると、待ち時間が発生することも考えられます。
屋内施設では、防災や管理上の理由から参拝方法に決まりを設けている場合があります。
線香や生花、お供え物を持ち込めるかも確認しておきましょう。
もう一つ確認したいのが、納骨堂を誰が経営し、将来にわたってどのように管理していくのかという点です。
納骨堂の経営には行政の許可が必要ですが、許可を受けていることだけで将来の運営まで保証されるわけではありません。
実際に納骨堂の経営が行き詰まり、ご遺骨の引き取りに支障が生じた事案を受けて、厚生労働省が自治体へ適切な経営・管理を求めたこともあります。
運営主体や管理体制、建物・設備の維持について説明を受けておきましょう。
万一、納骨堂を廃止する場合のご遺骨の扱いも確認しておくと安心です。
ビル型納骨堂は便利さだけで判断せず、設備、参拝方法、管理体制まで確認してから契約することが大切です。
6.【契約】申し込み前に確認するポイント

ビル型納骨堂を選ぶときは、立地や建物のきれいさだけで決めず、契約内容まで確認することが大切です。
特に確認しておきたいのが、費用と利用期間、そして将来のご遺骨の扱いです。
✔ 初期費用以外に何が必要か
✔ 年間管理費はいくらか
✔ 何人まで納骨できるか
✔ 個別収蔵は何年間か
✔ 契約終了後はどうなるか
✔ 承継者がいない場合はどうなるか
✔ 解約や遺骨返還の条件は何か
📌 個別に収蔵される期間
永代供養が付いていても、ご遺骨を同じ場所で個別に収蔵し続けるとは限りません。
一定期間後に合祀する契約であれば、何年後に移されるのかを確認しておきましょう。
📌 合祀された後のご遺骨
ほかの方のご遺骨と一緒に合祀すると、後から特定のご遺骨だけを取り出すことが難しくなります。
将来ほかの場所へ移す可能性がある場合は、合祀される時期や遺骨返還の条件を確認しておくことが重要です。
📌 契約者が亡くなった後
契約した本人が亡くなった後に、家族による手続きや名義変更が必要になる場合があります。
承継者がいない場合にどのような扱いになるのかも、契約前に確認しておきましょう。
永代供養と個別収蔵の期間は、同じ意味ではありません。
契約書で期間とその後の供養方法を確認しましょう。
パンフレットやホームページだけでは分からないこともあるため、できれば契約前に現地を見学することをおすすめします。
実際の参拝方法や館内の雰囲気、混雑時の対応などを確認し、分からない点は契約前に質問しておきましょう。
7.【比較】納骨堂以外の供養方法も考える

ビル型納骨堂は、屋内でお参りできることや、都市部では通いやすい施設を選べることが特徴です。
一方で、年間管理費や個別収蔵の期間、将来の合祀など、契約前に確認しておきたい点もあります。
✔ 家族がお参りできる場所を残したい
✔ 将来の管理負担を少なくしたい
✔ お墓を次の世代へ残したくない
✔ 費用を含めて供養方法を比較したい
大切なのは、ビル型納骨堂の便利さだけでなく、10年後や20年後に家族がどのように供養していくのかまで考えることです。
お参りする場所を残したいのであれば納骨堂が選択肢になりますが、必ずしもご遺骨を施設へ納めなければならないわけではありません。
現在は一般墓や納骨堂のほか、樹木葬や海洋散骨など、さまざまな供養方法があります。
どの方法にもメリットと注意点があり、すべての家族に合う供養方法はありません。
費用や立地だけで決めるのではなく、将来の管理やご遺骨の行き先まで確認し、家族で納得できる方法を選ぶことが大切です。
東京や関東近県で海洋散骨をご検討でしたら、お気軽に海洋散骨オフィス一凛へご相談ください。
より多くのお客様の声はこちらからご覧いただけます!
→ 海洋散骨オフィス一凛のGoogle口コミはこちら
散骨についてご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。





























